フライヤーのトレンド

揚げ物をする調理家電。容器に油を入れて揚げ物をつくる「フライヤー」に対し、油を使わず揚げ物ができるのが「ノンフライヤー」。(※「ノンフライヤー」はフィリップスの商標ですが、当サイトでは「油を使わず揚げ物ができる調理家電」の総称として使用させていただきます。)

2013年にフィリツプスから「ノンフライヤー」が発売されると、ヘルシーであるとわかりやすいネーミングと油を使わずに済む手軽さで、大ブレイク。その後、類似製品はじめオーブントースターのような箱型タイプも増えて市場が拡大し、今やひとつのジャンルを確立しました。価格は1万円~3万円台程度。国内大手メーカーの製品はなく、新興メーカー・中小メーカーが多いのも、新しいジャンルの家電の特徴と言えるでしょう。

では、それぞれの特徴を整理しつつ、選ぶ時に必要なチェックポイントをお伝えします。


ノンフライヤーとは

熱風が庫内で循環する『熱風循環』により、食材自身の脂分で揚げた状態に近づけている加熱方法を採用。元々食材が持っていた脂を利用するため余計な油を使わず、カロリーが抑えられヘルシーな揚げ物ができるのが最大のメリット。そもそも『熱風循環』という加熱方式は「コンベクションオーブン」といわれ、既にオーブンレンジに使われている加熱方式のため、最近のオーブンレンジであれば搭載されているものも多く、油を使わない揚げ物は可能。しかし、あまり認知されていないのが現状のため、揚げ物専用機とし「ノンフライヤー」というわかりやすいネーミングにしたことで大ヒットしたと言える。消費電力は1000W~1500Wとかなり大きい。

【長所】
  • 油を使わないor少量の油で揚げ物ができ、カロリーを抑えられる。
  • 油の後処理が必要なくお手入れがラク
  • 揚げ物以外にも、オーブンのような使い方ができる。
【短所】
  • 本体サイズにより一度にできる量が限られる
  • 熱風循環のため調理中の音が大きく背面の排気も大きい
  • 内部パーツが大きく洗いにくいこともあり
【チェツクポイント】
■タイプ
フィリップスに代表されるノンフライに特化した専用タイプと、オーブントースターのように使える多機能タイプがある。設置するスペースがあるなら専用タイプ、スペースが限られているなら多機能タイプなど、キッチン事情に合わせて選択を。

■設置性
本体サイズのほか、周辺に必要となる空きスペースが意外と大きいので、しっかり確認すること。高温加熱の調理をするので、本体もそれなりに熱くなる。設置場所の確保は必須。

■消費電力の目安
小さいもので1000W、多いものだと1500W近くなるため、家庭用の調理家電としては、電子レンジのオーブン使用時と同じくらい。他の家電と併用して使うとブレーカーが落ちることもあるため、専用にコンセントが確保できるかの確認は必須。

■できる調理
油を使わない揚げ物以外に、どんな調理が可能か?熱風循環オーブンと機能は同じのため、焼き物に関してはどの製品でも可能。その他に、トースター機能・煮る・炒める・あたため直しなど、どんなことができるのか確認を。また、調理時間も合わせて確認しておきたい。また、一度にどれくらいの分量の調理ができるのかも要チェック。

■操作性
温度と時間を設定するタイプが主流。ダイヤルで時間を設定するタイプのほか、最新モデルではデジタル式で数字を設定するタイプも登場し、より細かく説定できるようになっている。多機能タイプには、オーブンレンジのように自動メニューボタンが搭載されているタイプもある。火加減や加熱時間を気にせず調理できるので便利。

■手入れ
専用タイプはバスケットの手入れが主となるため、網などのパーツが着脱できるか汚れは落とし安いか、などがポイント。またサイズが大きいとシンクに入らず洗いにくいなどの不便もあるので、店頭で洗うパーツを取り外してみること。多機能タイプは、オーブントースターと同様に庫内の手入れが主になるので、庫内の凹凸や仕上げなどの確認を。

【参考製品】
■専用タイプ
ノンフライヤー産みの親「フィリップス」の最新モデル。デジタル式でより操作がしやすくなった。


■多機能タイプ
(1)自動かき混ぜ機能付きフライパン。油を使わない揚げ物のほか、煮物・炒め物ができる、新スタイルの調理家電。


(2)熱風循環を搭載した小型オーブン。油を使わない揚げ物のほか、オーブン調理・トースター機能など、高性能オーブントースターとして汎用性が高い。


(3)強力な熱風循環機能を搭載し、ノンフライのほか、お惣菜を温め直す「リクック」機能が優秀。時間や温度の設定をしなくてもワンボタンで自動調理できる「自動メニュー」を搭載。