年の差婚と介護
介護を妻一人で担わずに済むようにするには?
特に2015年1月5日に放送された「私の何がイケないの?芸能人の介護SP」は、芸能人の介護を大きく取り上げ、話題を呼びました。この時放送された、37歳の若さで姑の介護を背負っている東国原元知事の奥様の様子は、「年の差婚」に潜むリスクの一つを示しています。
そこで今回は「まだ他人事」と思われがちな「介護」について考えてみたいと思います。
芸能界でも介護の波が
実際に介護を経験した、あるいは介護に携わっている、といわれている芸能人の方もたくさんいます。ちょっと検索しただけでも、「つちやかおりさん、浅香光代さん、新田恵利さん、岡江久美子さん、辰巳卓郎さん、佐藤浩市さん、綾戸千恵さん、橋幸夫さん、大沢逸美さん、生島ヒロシさん、荒木由美子さん、島田洋七さん、高島礼子さん、秋川リサさん」などの名前が出てきます。このような名前を見て「やはり、介護は50歳以上の方が多いなぁ」という印象を持たれる方が多いでしょう。実際に私たちの身の回りでも、本人が50歳前後、親の年齢が75歳前後ぐらいになると、「そろそろ介護か……」という場合が多いです。
しかし、前述の番組で大きな反響を呼んだ東国原元知事の奥様は、東国原氏の20歳年下の37歳。30代、しかも新婚の身で、姑の介護をせざるを得ない状況に置かれていました。
次ページでは東国原氏の奥様の直面した状況について紹介します >>