ついに日経平均株価が1万8000円台に!
日経平均株価は昨年末に1万8030円の高値をつけて以降、もみ合う展開が続いていましたが、2015年2月16日に1万8000円台を回復。1万8074円の年初来高値をつけ、終値でも1万8000円の大台を維持して取引を終えました。日経平均株価は今後どう動く可能性があるのか、気になっている人も多くいることでしょう。そこで、今後の動向を考える時に使いたい株価チャート「ボリンジャーバンド」について解説します。
現状を確認する
日経平均株価の過去半年間の株価チャートを見てみましょう。ボリンジャーバンドとは
今度は視点を変えるために、日経平均株価のチャートをボリンジャーバンドで見てみましょう。ボリンジャーバンドとは、ミッドバンドと呼ばれる移動平均線を中心に、上下にプラス・マイナス1σ、プラス・マイナス2σの、計5本の線(バンドと言います)で表示される株価チャートが一般的です。が、プラスマイナス3σまで表示するものもあります。
このバンドは、いつも同じ幅で表示されるわけではありません。株価の動向に合わせて、バンドが広くなったり、狭くなったりします。バンドが一定の幅で水平な時期はボックス相場とみなすことができます。そして、バンドは上下どちらの方向にも広がり、バンドが広がった場合にはその方向に応じたトレンドが発生したと考えることができます。
ボリンジャーバンドの売買タイミングの判断法については、「日経平均1万5000円で今後は上がる?下がる?戦略は?」を参考にしてください。
今後を考える
上記のボリンジャーバンドの株価チャートを利用して、日経平均株価の現状を考えてみましょう。2015年に入ってから、ボリンジャーバンドはここまで比較的一定の幅で推移していると言えます。株価は現在、プラス2σの辺りに位置しており、バンドの幅が広がってトレンドを形成するのか、それとも、一定幅のバンドの状態を維持するのか、現状では判断が難しく、今後の動きが気になる水準に位置していると言えます。
株価チャートは過去を表示しているわけですから、今後の動向は憶測でしかありません。他の株価チャートと併用して、今後ボリンジャーバンドがどのように形になっていくのか、そして株価がどう推移するのか、注目しておいて損はないでしょう。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
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