所属クラブの無い選手も
昨年12月にコルドバ(スペイン)との契約を解除したハーフナー・マイク(27歳)は、次にプレーするクラブが決まっていない。中国リーグの上海申花が高額のオファーを出したとも伝えられるが、194センチの長身フォワードはJリーグのクラブにも魅力的なはずだ。父の母国オランダで、過去2シーズン連続で二けた得点をあげた実績もある。日本代表歴を持つハーフナーの獲得に名乗り出るチームが、あってもいいと思うのだが……。オランダリーグのトゥエンテで定位置をつかめていない宮市亮(22歳)も、ターゲットに加えていいだろう。宮市自身はオランダに長くとどまることを望んでいるが、たとえばヨーロッパの今シーズン終了までの期限付き移籍なら、彼の首を縦に振らせることができるかもしれない。
Jリーグは今シーズンから2ステージ制となり、第1ステージは3月7日から6月27日までの開催だ。ヨーロッパの今シーズン終了までなら、第1ステージはフル稼働できる。
計算できる戦力として、国内の他クラブで実績を残した選手が補強リストの上位にくるのは、ある意味でしかたのないことである。ただ、プロサッカーはエンタテインメントだ。ファンに夢を与える移籍があっていい。いや、なければいけないはずである。