フィギュアスケート/フィギュアスケートを観戦する

ショー、各国選手権、国体……1月のフィギュア界雑感

昨年末の全日本選手権を終えた1月、日本国内では、アイスショーやいくつかの大会が開催され、北米では国内選手権、ヨーロッパではヨーロッパ選手権で熱い戦いが繰り広げられてきました。そんな1月のフィギュアスケート界の雑感です。

執筆者:長谷川 仁美

ほんわかしたムードのかながわフィギュアスケートフェスティバル

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12月末の全日本選手権のあと、1月上旬から中旬にかけて、現役のトップレベルの選手やプロスケーターたちが出場するアイスショーが数多く開催されました。

その最後となったかながわフィギュアスケートフェスティバルが、先週末(1月23日~25日)に、神奈川県・相模原市で開催されました。

地元神奈川の、これからの世代を担っていく現役選手たちを、五輪メダリストらが温かく見つめるショーは、他のショーとはまた違ってほっこりとした時間となりました。

エフゲニー・プルシェンコやステファン・ランビエルら世界のトッププロスケーターが、自分たちが子どもだったころ、スケートの上手な選手たちを目の当たりにしたときの思い出や憧れた思いを語ったのちに、プログラムを披露。その極上の演技は、彼らが積み上げてきた気が遠くなるほどの練習時間や、喜びばかりではなかった、その何倍も味わった悔しさなどを思わせました。そうした日々を越えてきたからこそ、いまここにいるスケーターになったのだな、と改めて感じさせられた、貴重なショーでした。

若い選手たちにとっては、テレビで見ていた憧れの世界トップスケーターたちと共演することで、気持ちやモチベーションが高まったことでしょう。

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