モラハラの進化版が急増!「サイレント・モラ」とは?
ある意味、モラハラよりタチが悪い「サイレント・モラ」。もう、ひとりで苦しむ必要はありません!
たとえば、モラハラが「怒鳴る」「罵倒する」「暴れる」といった感情をぶつけるような言動をするのに対して、サイレント・モラは「無視」「ため息」「軽蔑のまなざし」というようなダメージの与え方をします。一見、「たいしたことはないのでは?」と思うかもしれませんが、じつはこのサイレント・モラには根深い問題が潜んでいるのです。
「サイレント・モラ」がもたらす3つのダメージとは?
サイレント・モラには、次のような3つのやっかいな問題点があります。■サイレント・モラのダメージその1:「サイレント・モラに気がつきにくい」
サイレント・モラは、モラハラの暴言ほど激しくはありません。なので、サイレント・モラを受けたほうも、それに気がつきにくいため、その間中ずっと理由のわからない苦しみにストレスをためることになります。放っておくと、どう考えても相手のサイレント・モラが原因であるにもかかわらず、「よく考えてみれば、悪いのは私のほうかも」などと思って自分を責めかねません。
■サイレント・モラのダメージその2:「身体に不調が現れることがある」
サイレント・モラが怖いのは、気づいたときには身体に不調が出ている、というケースがあることです。言葉による暴力や態度によるモラハラのダメージはもともと目には見えないものですが、毎日のように静かに嫌がらせが続くサイレント・モラとなると、事態はより深刻です。ストレスをためやすくなり、身体のあちこちに不調が出る人も少なくありません。
■サイレント・モラのダメージその3:「サイレント・モラを立証、証明しにくい」
サイレント・モラは、それがあったことを誰かに立証や証明がしにくいことです。暴言や暴力とは異なり、サイレント・モラは音を発しない分、記録に残りません。たとえば、誰かに相談しようにも、サイレント・モラを受けている実質的な証拠を提示することが困難なので、諦めてしまったり泣き寝入りしてしまったりする人も多いのです。
サイレント・モラに関してもモラハラと同様、家族や友人には相談しにくいデリケートな問題を含んでいるときは、ひとりで苦しまずにぜひ専門家に相談してほしいと思います。幸せになる権利は誰にでもあるものです。希望を捨てずに一緒に頑張りましょう!