看護師/看護師試験の概要

看護師国家試験ギリギリ…直前に覚えておきたい5つの心構え

看護師国家試験ギリギリ…私自身、当時、直前模試の結果は「E」判定、本試験もギリギリの点数で合格でした。そんな私が国家試験前、どんなことに気をつけていたかをお伝えします。看護師国家試験直前に覚えておきたい心構えを5つ紹介します。

執筆者:高丸 慶

毎年2月は看護師国家試験がありますね。

試験に落ちたら「看護師として就職が出来ない」と心配になることもあると思います。
でも大丈夫です!不安になる必要はありません。
看護師国家試験の1ヶ月前・直前に覚えておきたい5つの心構えを紹介!

最後の追い込みの時期ですね

看護師国家試験は「落とすための試験では無い」からです。
皆さんの受験する看護師免許は、今後の超高齢化社会をむかえる中で、国から必要とされている資格です。看護師は人様の命を預かる重要な仕事です。国は命を預かる職業としての基本的なスタンスを試験という方法で確認してきますので、原則として学んだ以外のことは出てくるわけがないのです。
   

看護師国家試験ギリギリで合格した私が心がけた5つの事

実は私は、自慢じゃありませんが、看護師、保健師、居宅介護支援専門員と、それぞれの試験を全て「ギリギリ」の点数で一発合格をしております。

看護師国家試験は1月まで模試は「E」判定、保健師国家試験は過去問を解き始めたのは試験4日前、居宅介護支援事業者試験も仕事をしながら暗記の勉強を始めたのは1ヶ月前です。
決して、他の方にオススメできる勉強法ではありませんでしたが、嘆いても仕方がないので出来る範囲で勉強をしておりました。
今回は、そんな私が看護師国家試験を受験するときに気をつけていたポイントをまとめてみました。
 

1:満点狙いの勉強をしない

看護師国家試験の1ヶ月前・直前に覚えておきたい心構え:満点狙いの勉強をしないなど

試験は焦らないで臨みましょう

満点狙いよりも基礎を固める方が遥かに重要です。この試験は順位を決める試験では有りません。試験を受ける皆さんの目的は国家試験に受かることです。
現場の勉強は配属が決まってからしっかりやると決めて、試験を乗り越えるために必要な基礎を固めることに集中していきましょう。
 

2:「必修問題」は時間がなくても最低限やる!

10年ほど前までは看護師国家試験に必修問題はありませんでした。必修問題が出てきたのは看護師として最低限押さえるべき基礎だからです。まずは必修問題の範囲をしっかりと押さえて、基礎固めをしてください。
 

3:直前期は「状況設定問題」の過去問題集をやる!

試験1ヶ月前は勉強の軸は教科書では無く、過去問題集にしていきましょう。過去問題集を解きながら問題の問われ方、解き方に慣れていってください。過去問題集を解いていると、全く解けない問題にも出くわします。しかし、このような問題は他の受験生も解くことが出来ません。無理に解こうとせず、まずは解ける問題を解いていきましょう。

状況設定問題は過去問の10年分ほどを確認しておいてください。迷うときはご自身の倫理観に合わせて看護師としての行動として適切なものを選んでください。実習で学んだ医療者としての患者さんへの態度が問われてきます。

   

4:暗記がはかどらない、という場合はこんな方法

看護師になるイメージを持とう

看護師になるイメージを持とう

暗記は脳に知識を叩き込んで、更に引き出すことが必要です。私はじっと机に向かって暗記することが出来ないので、できる限り「視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚」などの五感を使って覚えるようにしていました。歩きながら暗記をしたり、お風呂に入りながらリラックスした状態で、暗記するべき項目を録音したボイスレコーダーを流していました。

通説ではありますが、最近の脳科学では脳全体を使って暗記をする方が効率は良いとの論文が出てきています。うまく暗記できないという方は試してみてください。
 

5:他の問題にヒントが隠れていることもある!

難問は印を付けておこう

難問は印を付けておこう

毎年、看護師国家試験を作っている先生方は解けないとわかっていても、次年度以降の看護学生達へ「今後はこのような分野も勉強して欲しい」というメッセージを入れてきます。当事者として受ける皆さんにとっては迷惑な話ですが、例年続いているので、誰もが通った道だと思って割り切ってください。

たとえ解けなくても最後まで諦めないで、印を付けて後で見直しをしていきましょう。まずは全ての問題を解いた後に全体像を冷静に見返してみてください。問題文に答えが隠れていることもあります。

如何でしたでしょうか?
皆さんにとっては失敗することの出来ない将来を決める試験で緊張されていると思いますが、看護師国家試験は毎年90%近い合格率の試験です。「落とす試験ではない」という事を念頭に、自信を持って試験に臨んで頂ければと思います。

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