ローカル線の魅力が一杯つまったJR飯山線
JR飯山線は、長野駅から3つめの豊野駅から飯山、戸狩野沢温泉、森宮野原、十日町を経て上越線越後川口駅まで延びる単線非電化のローカル線だ(営業キロ=96.7km)。飯山線の列車は、長野~豊野間はJR信越本線(2015年3月14日からは、しなの鉄道北しなの線)に乗り入れ、長野駅が起終点となっている。
定期列車は、すべて各駅停車で、長野~越後川口の所要時間は3時間前後である。山間部は名にし負う豪雪地帯で過疎化が進んでいる。それゆえ、戸狩野沢温泉駅以北の列車本数は少なく、4時間ほど間隔があく時間帯もある。
利用者が比較的多い長野~戸狩野沢温泉間は、この区間のみ運転する折返し列車も設定されている。それでも1時間~1時間半に1本程度の運転本数である。すべての列車がディーゼルカーで、1~2両編成が多く、ラッシュ時には3~4両編成の列車も走る。