離婚/離婚の手続き

弁護士の依頼方法(3ページ目)

離婚の手続きを進める上で弁護士を立てる必要が出てくるケースもあります。「弁護士を依頼するのははじめてなので、よくわからない」という人でも、これを読めば安心。「どうやって依頼すればいいの?」「お金はいくらくらいかかるの?」といった基本についてわかりやすくご説明します!

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

費用の相場は、いくら?

弁護士を依頼するときには、当然のことながら費用がかかります。弁護士は、その費用を自分で自由に決めることができます。基本的には、着手金や報酬金といった「弁護士報酬」のほか、交通費や通信費などの「実費」が加わります。このほか、手数や労力、相手への請求金額、内容の複雑さなど、さまざまな要因によって費用の額は変わってきます。

このように、弁護士報酬は一律ではないので費用はケースバイケースということになりますが、目安としては次のようになります。

■法律相談(1時間)
5000~1万円

例)離婚を求めていた妻が3歳になる子どもの親権と慰謝料(200万円)、養育費(月3万円)が認められたケース

■離婚調停
着手金 30~50万円位
報酬金 30~50万円位

■離婚調停不調で訴訟
着手金 20~30万円位
報酬金 40~60万円位

■訴訟から受任
着手金 40~60万円位
報酬金 40~60万円位

弁護士に依頼して離婚を成立させる場合、総額で100万円近くの費用がかかることになります。今後の人生を大きく左右する第一歩と思えば高額の出費も仕方ないかもしれません。本来ならば、弁護士に依頼する前に費用を準備しておくことがベストですが、それが不可能な場合の手段もあります。

弁護士費用を用立てることができない人には、法テラスによる「弁護士費用立替払い制度」もあるので、参考にしてください。

弁護士の選び方によって、離婚成立までの経過や料金に差が出ることは明らかです。法的な知識だけでお金の交渉をすることは、離婚問題においては“いい弁護士”とはいえません。不安で心が傷ついた依頼人の気持ちに寄り添って、共に有利な離婚を勝ち取っていく弁護士を選べるよう応援しています!

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