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ネットオークションにも参加!デジタルシニアに注目

ここ数年で、パソコンなどを積極的に使う「デジタルシニア」が増加しています。ネットオークションへの参加も増えていますが、一方でまだまだこのサービスを知らない人もたくさんいます。そこで今回の記事では、私の例を紹介しながらオークションに参加するシニアの姿を見ていこうと思います。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

ネットやデジタルというと、どうしても若い人が使うものだと思いがちですが、ここ数年でシニア層の利用も増えています。電通の調べによると、ネットショッピングの利用が6割、そしてネットオークションへの参加が3割にのぼります。価格重視の傾向があるようで、お店で買うよりは安いというメリットを考えてのデジタル利用といえます。


着物をオークションでお金にかえたいという相談がある

おそらく、シニアの家に眠っているであろう着物。これ、捨てるのは惜しい。

おそらく、シニアの家に眠っているであろう着物。これ、捨てるのは惜しい。

デジタルシニア、特にネットオークションへの興味に関しては、私も経験をしています。シニア層が持っているであろう着物の処分を相談されたことがあるのです。今の60代、70代の女性は着物をたくさん持っています。でも、着る機会がありません。仮にあったとしても、レンタルした方が便利だし楽だといいます。というわけで、着物の出番はなくなり、かれこれ数十年もたんすの中に眠っているので、どうにかお金にならないかという相談なのです。

ちなみに、着物の場合、そのまま着物として使われることもあるのですが、実は「生地」としての需要もあります。ネットオークションでは、ここ数年でハンドメイド商品の人気が出てきていて、洋服やバッグなどを作って出品するユーザーが増えています。その人たちが、着物の生地をオークションで買って、それを使って商品を作り、オークションで売るというわけですね。

特に着物の生地は柄が美しいとか、可憐ということもあってけっこう人気です。しかも、普通の生地屋さんに行ってもなかなか売ってない。というわけで、オークションで探しているのです。

さて、話を着物の処分に戻しましょう。最初に相談されたときには「どうにか処分をしたい。しかもお金になると嬉しい」ということでした。私が「オークションならお金になるかもしれません」というと、「オークションって何?」ということになります。そこで説明をしていくと、「そうなんだ!」と目を輝かせていました。
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