みずほフィナンシャルグループとは?
みずほフィナンシャルグループ<8411>は「みずほ銀行」、「みずほ証券」、「みずほ信託銀行」を中核にした日本を代表する金融グループです。前身は銀行は「第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行」などで、証券は「新日本証券」「和光証券」「興銀証券」などです。それぞれの金融業界トップクラスの企業が合併されて出来たグループです。
配当利回りの高さは魅力的
2015年3月期の配当予想は7円。中間配当は3円50銭。期末配当予想も3円50銭。株価194.4円(2015年1月15日現在)で、この配当はやはり魅力的。3月末に期末配当の権利は最終となります。1月中旬の段階、2月のはじめ、3月のはじめでは、3.5円の配当の重さが違っていきます。当然、遅くなればなるほど、3.5円の配当金の存在がクローズアップされていきます。特に、みずほ株は10銭刻みで動き、値動きも鈍い為なおさらでしょう。配当狙いで買うなら、1月中の安い段階で買っておいた方が良さそうな銘柄といえそうです。もちろん、権利落ち後に値が下がります。
権利落ち前の配当取りが盛り上がっていったときに、一回利益確定するのが理想といえそうです。ただ信用の買い残はさらに積みあがっており、相変わらずの値動きの重たさとなる可能性は高そうですので、その点は留意をしてください。
株経験者には値動きの重たさが物足りないですが、株初心者や2015年のNISA(少額投資非課税制度)には引き続きお勧めの銘柄といえましょう。
アベノミクス相場への期待
2013年はみずほ株もアベノミクス第一弾の相場の影響でおおきく値上がりしました。120円台から230円までの上昇をしました。2013年はまさにみずほ株は当たり年となりました。ただ,2013年5月に高値をつけた後は,200円前後で一進一退を続けてきました。ただ2014年も後半になると黒田バズーカ砲や第二弾のアベノミクス相場への期待もあり、下げ渋る展開が続き現在に至ります。みずほ株の好材料と悪材料
今のみずほ株の好悪材料の主だったものを列挙してみましょう。好材料は日銀の買い支えなどによる国債市況の安定やアジア展開の好調さ,旺盛な国内の資金需要、高配当などです。
悪材料は歴史的な低金利下における利ざやの縮小、株式需給の悪さ、原油安によるエネルギープロジェクトの中止などの懸念などが挙げられます。
歴史的な長期金利低下のもとで株や海外貸し付け、投資などリスクを取りながら成長できるかどうかが2015年のみずほ株を見ていく上で重要な注目点となりそうです。