第2位 マルシェ(東証1部<7524>)
店舗数が多いことも外食株主優待で選ぶべきポイントの1つ。家の近くにあるお店が株主優待を出している企業かどうかチェックしてみましょう!
【2015年1月9日株価】 879円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=8万7900円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 10円
【株主優待権利確定月】3月末、9月末
【優待内容】詳細はYahoo!ファイナンスの株主優待情報をご覧ください
第2位はマルシェ<7524>です。居酒屋「酔虎伝」や「居心伝」を中心に居酒屋やレストランチェーンを全国に展開している企業です。
今回は100株を購入し1000円の株主優待券を半期毎に3枚、年間で6枚獲得したケースを想定しています(つまり株主優待は6000円で評価し、利回り計算をしています)。同社は店舗も多く、業態も複数ありますので、比較的株主優待は利用しやすいと思います。
業績ですが、2014年3月期は特別損失として老朽化した資産の売却を含めた保有資産の効率的運用の見直しによる減損損失を計上したことから最終損益は大幅な赤字になっていますが、2015年上半期はその影響がなくなって最終損益は1億100万円の黒字となっています(前年同期は11億6100万円の赤字)。ただし、売上が9.8%減の51億9700万円、営業利益が36.3%減の4900万円となるなど、競合が厳しいからなのか、苦戦気味です。
一方で株価は非常に緩やかではありますが50日移動平均線と200日移動平均線をサポートラインとした上昇が続いているところです。同社も株主優待と配当の権利落ち後に大きく調整し、その次の権利落ちにむけて再び上昇するという傾向があります。したがって、できれば権利落ち後の株価が調整したところで購入できれば良いように思います。ただ、仮に権利落ち前に50日移動平均線か200日移動平均線まで調整するところがあれば買いチャンスになると思います。
第1位 ワタミ(東証1部<7522>)
予想配当+予想優待額面利回り:11.5%【2015年1月9日株価】 1128円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=11万2800円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 10円
【株主優待権利確定月】3月末、9月末
【優待内容】詳細はYahoo!ファイナンスの株主優待情報をご覧ください
今回の第1位はワタミ<7522>です。居酒屋「和民」を運営するほか、有料老人ホーム、宅配弁当なども手がけています。今回は100株を購入し、優待券(500円)を年間で24枚獲得したケースを想定しています(つまり株主優待は1万2000円として評価して利回り計算しています)。
業績に関して、競合が激しいようで減益傾向となっています。2015年3月期上半期の業績も売上が3.7%減の777億100万円、営業利益が10億3900万円の赤字(前年同期は24億7700万円の黒字)、純利益が41億1400万円の赤字(前年同期は5億5000万円の黒字)と営業利益段階から赤字転落となっています。ただ、通期予想は売上が5.6%減の1540億円、営業利益が55.8%減の13億円、純利益が30億円の赤字(前年同期は49億1200万円の赤字)と営業利益と経常利益ベースでは黒字転換を見込んでいます。
株価も下落基調が続いています。今後については、やはり業績次第で、競合が厳しくなっている中をどのように乗り切っていくのかがポイントだと思いますが、介護事業、宅食事業は順調に拡大しているように思います。ともあれ、まずはじっくり株価がどこまで下落するのかを待った方が良いと思います。店舗数も多く使い勝手が良い株主優待だけに、株価が大きく下がり、業績が回復基調になることが確認できればそこはチャンスだと思いますので今からしっかり見ていきたいところです。
参考:日本株通信
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