好調な米国株、ここから何を買うか!?
今回は米国株の高ファンダメンタル銘柄ベスト50を選出しました。銘柄選定の際に役に立てていただければと思います!
そこで今回はROEといった経営指標や業績成長見通し、株価の推移などが好調な銘柄を独自の基準で点数化し、それらの総合点の高いものから上位50銘柄を選んでみましたので、是非、銘柄選定の際に役立てて頂ければと思います。
2015年1月5日時点で選んだ最新米国市場トップ50銘柄
上記が2015年1月5日時点の指標で選んだ最新米国市場トップ50銘柄です。50社全体の時価総額は日本円で100兆円ほどにもなり、それぞれの時価総額とウェイトを記載しています。このスクリーニングは定期的に行っていますが、だいたい、いつもトップ50銘柄を時価総額に応じてポートフォリオを構成すると、半年後くらいにはS&P500指数をアウトパフォームしてきたという印象です。トップ50銘柄の時価総額比率をグラフ化すると以下のようになります(比率の大きな銘柄はティッカー(証券コード)を記入しました)。
百度(BIDU)やギリアドサイエンシズ(GILD)などのバイオ医薬銘柄など、これまでのトップファンダメンタルランキング常連銘柄もありますが、今回のランキングで大きく変わっている点は数多くの航空会社株が入ってきている点です。原油安によって航空業界の利益は過去最高を更新し、2015年はさらに上回ると予想されているため、アナリストによる業績予想の上方修正が相次いでいる為です。当然株価も全業種で最も上昇しいるグループになり、今回数多くの銘柄がランクインとなりました。ただ、過去の記憶からすれば、航空株の好調は一時的になることも多いので持続性には注意したい業種です。ボラティリティーの高い業界でもあり、安定感はないと思います。
その他ではロスストアーズ(ROST)や百均ショップのダラーツリー(DLTR)、ホームデポ(HD)などのディスカウントストアがランクインしており、2015年前半は注目できると思います。前回これらのディスカウンター株が好調だったのは、全体相場の不調だった2011年(ギリシャ危機)でした。 米国株は好調が続いていますが、その上昇率は徐々に鈍くなっており、その一方で原油安によってエネルギーセクターが大幅安となっています。このように、思ったほど米国株は上昇しないという相場状況が続けば、これらディスカウント系が優勢となる可能性があると思います。
なお、これらの銘柄は2015年1月5日時点でのベスト50銘柄であり、買ったらほったらかしで大丈夫というわけではありません。定期的に業績、株価のチェックを行っていく必要がありますので、定期的に更新記事をアップしていきたいと思います。
参考:グローバルグロースレポート
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