家計簿・家計管理/家計管理の基本

年末年始の「振り返り」でもっと家計が強くなる!

毎月の家計管理とは別に、年間ベースで家計をチェックしていきましょう。その時にただ、集計するだけでなく、年始に立てた目標達成度や金銭感覚についても振り返ってみましょう。

二宮 清子

執筆者:二宮 清子

家計簿・家計管理ガイド

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年末年始はお金のチェックを!

今年ももうすぐ終わりです。今年1年どのような家計状況だったのか? 年初に立てた計画や目標はどうだったのか? 棚卸しをして振り返ってみましょう。

大切なことは、ただ集計するだけでなく、それらが達成できていれば自分と家族を褒めて、達成できていなかったらその理由を探し、軌道修正する。そのように、自分と家族の人生とそれに関わるお金のチェックを年末年始にしていきましょう。
年末年始にお金の棚卸をしよう

年末年始に家計の棚卸をしよう

「金銭感覚」や「生きたお金の使い方」など、お金を扱う能力が高まったのか? 家族全員で確認することや、家計管理することで自分と家族が、どう豊かさや幸せを感じることができるようになったのか? 心で感じたことを話し合うのもいいですね。
 

収入を棚卸し

今年はいくら収入があったでしょうか? 給与やボーナス、副業や配当金、臨時収入など、前年と比べてどのくらいの増減があったか確認しましょう。
 

支出を棚卸し

次に何にいくらくらい使ったのか、家計簿や通帳、クレジットカードの明細表を見ながら確認しましょう。通帳を全て記帳し、クレジットカードの明細もカードごとにまとめておきます。

どんな物事にいくらくらい使ったのか、年間の合計額を見てみると、1カ月分の給料30万円を美容代に使っていた、飲み代に使っていた!などの衝撃の事実が発見できることがあります。また、クレジットカードでの支出については、ぜいたく品の購入などに使われたりして、高額になりがちなので、特にチェックが必要です。

会社員の場合、12月最後の給与時に源泉徴収票をもらいます。それを見ながら、自分がどのくらい所得税や社会保険料など、税金を納めているかも確認することが大切です。税金を納めることは社会人として責任を果たし、社会貢献していることになります。
 

「生き金」として使うことができた物事は?

最低限の生活費以外の子どもの習い事や家族旅行、交際費、ぜいたく費など、改めて「生きたお金」として使うことができたか否か? 家族で話し合ってみましょう。自分や家族が幸せや豊かさを感じることができた物事であれば、それは生きたお金として使われた証拠です。

しかし、失敗だった……という物事であれば、同じ過ちを繰り返さないよう、家族で認識し合うことで「勉強代」として生きたお金とすることができますね。
 

金融資産を棚卸し

貯金額や金融商品など、昨年末と比べてどう変化があったでしょうか? 年始に立てた目標額を達成できたでしょうか? 現預金の貯蓄額、金融商品の残高を改めて確認し、来年に向け今後どう資産形成していくのか、考えることが大切です。
 

書類の棚卸し

通帳、クレジットカードの明細、家計簿、保険証券、給与明細、源泉徴収票、ねんきん定期便、住宅ローンや車のローンなどの返済表、金融商品の明細表、医療費の明細、これらの書類もどんどん貯まりますが、月ごと、年ごとに分け、最新の物を一番前にしファイリングしておくことが大切です。
 

書類の保管期間はいつまで?

契約中の保険証券や住宅ローンの返済表など、契約が終了するまで、大切に取っておく必要がありますが、他の物は10年を目安に処分しましょう。

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