ただいま「駆け込み離婚」急増中。でも、ちょっと待って!
無事に「駆け込み離婚」ができても、来年からの生活費はどうする? 収入減をしっかり確保しておくのも大事なことです
たしかに、結婚生活が長くなると、誰でも一度は考えるのが離婚のこと。「この人とは、もう無理かもしれない」「離婚という選択肢もアリかも……」そんなふうに思う機会はときどきあるものです。
とはいえ、離婚は勢いでできるものではありません。そして、年末だからといって、絶好のタイミングとも限りません。「離婚は、結婚以上にエネルギーが必要」といわれているのもまた事実。仮に、「なんとかなる」で離婚に踏みきったとしても、その先に続いていく人生のほうが長いのです。
「駆け込み離婚」の落とし穴とは?
駆け込み離婚をすると「幸せになる人」と「不幸になる人」にハッキリと分かれます。幸せになる人は、「離婚もまた人生経験のひとつ」と辛い経験を糧にできる人。こういうタイプの人は、新しい年を迎えた後、「離婚してからキレイになった」「今のほうがずっと素敵」と周りからもほめられるようになります。反対に、駆け込み離婚後に不幸になるのは、いつまでも「年末のどさくさで離婚しなけてばよかった」「なんで、もっとよく時間をかけて考えなかったのだろう」と過去のことにこだわって後悔し続ける人。こういうタイプの人は、自分の気持ちが下向きになるのはもちろん、周りから見ても「なんだかかわいそう……」と同情されてしまいます。
そこで、駆け込み離婚という結論を最終的に下す前に、必ずやっておきたいのが離婚後の生活のシミュレーションです。駆け込み離婚を迷ったとき、自分が離婚して幸せになれるか不幸になるか、ためしてみるのもおすすめです。
早速、スタートです!
「お金」の問題をクリアにする!
Q.次の項目にあてはまりますか?□離婚後、生活費を稼げるだけの収入がある
□離婚後は無職だが、預金や不動産などの資金で生活していかれる
□離婚後は、慰謝料や財産分与などで生活していくことができる
離婚後の生活で幸せになれるかどうかは、お金の問題をクリアできるかどうかによるところも大きいものです。離婚をしたことによって気持ちはスッキリしても、すぐにその後の生活費に困ってしまうようでは、「100%幸せな毎日です!」とはいえないと思いませんか?
チェックリストの項目にあてはまるものがない場合、すぐに離婚に踏みきるのは難しいでしょう。まずは、離婚後のお金の問題を冷静に考えましょう。
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