どの線が目立って見えますか?
まず自分の手相で試してみましょう。3つの線の意味を理解してから、改めて自分の手のひらを開いて、3本を見比べてみてください。それぞれの線があなたに何かを語りかけています。感性豊かに、一本深く刻まれているとか、二本あるとか、クリスマスリースのようにたくさんの線が集まっているように見えるとか、濃かったり薄かったりしているなとか、とにかく見比べてみてください。3本とも同じ深さや濃さ、似たような線に見えても、よく観察すると微妙に細かい線が入っているはずです。
次に、どの線が最も目立って見えるかということをポイントに見てください。もう少し具体的にいうと、他は薄いのに生命線だけ濃いとか、感情線だけが乱れているように見えるとか、知能線の先が何本も分かれているとか。わからないなという方は、パッとみて、先に目についた線を選択ください。
それでは、自分の手相を鑑定するつもりで解釈していきましょう。
それぞれの解釈
<生命線が目立つという方へ>この線が目立って見えていれば「体力も気力も充実していて、少々の障害があってもへこたれずに乗り越えていくことができる方」だといえるでしょう。
だから大事なことは目標設定をすること。決めてしまえばそれに向かって頑張って進んでいきますが、目標が見えていなければ動けずガス抜きもできず、ストレスが溜まる一方です。鑑定の途中で相手からそんな声が出たら「まずは具体的な目標を決めましょう。大丈夫あなたならゴールできる」と励ましてあげて下さい。
<知能線が目立つという方へ>
知能線は考え方を見るものです。ここが目立つということは「これまで蓄積した知識や経験をもとに頭をフル回転させて、よりよい方法を選択することに長けている方」だといえるでしょう。ただし難点は、考えすぎて結局行動につながらないというケースが多いことです。もし、そういう相談をされたら「ある程度考えが固まったら少しやってみて、それを検証して、また行動するという繰り返しで進めた方がいいですよ」というアドバイスをぜひ。
いきなり「あなたは行動力が足りない!まず行動」と言うことは厳禁。なぜなら、考えずにまず行動、という生き方が最も苦手でその人の生き方には合わないからです。
<感情線が目立つという方へ>
感情線が目立つケースは、感情線が数本ある、もしくは細かい線が縄のように寄り集まっているということが多い。この手相の持ち主は人気者でモテるタイプです。
普通は気づかない人情の機微を見分け、その場の雰囲気がよくなるように常に配慮しているからです。ワタシはサラリーマン時代、上司やお取引先との付き合いで銀座や北新地のママの手相をたくさん見てきましたが、圧倒的に感情線が豊かな方が多く、びっくりしたことを覚えています。
でも、こういう方は、自分よりも相手のことを考える習性があるから、自分が我慢することばかりで相手の顔色を見すぎて疲れている方がほとんどです。「人のことばかり気遣いされて大変ですね。寝る前には今日もお疲れさまと自分自身にも声かけしてあげてくださいね」とアドバイスしてあげれば、「どうしてわかるの?」と、ホロッと真珠の涙が出てしまうかもしれません。
こんな風に、どの線が目立ってみえているかで、それぞれの特性が見えてきます。あとは練習するだけ。パーティーまでに自分以外の手相をたくさん見ておくと、だんだん見分け方が早くなってきます。
ぜひ、パーティーの主役になって、楽しい時間をお過ごしになってくださいね。