余震発生による土砂災害に警戒

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山岳部における地震は常にリスクがある。

すでに気象庁などの発表を機に報道されているように、この長野から新潟にある山岳部は「日本の背骨」にあたる場所で、列島の歪みが集積されていると考えられていますが、あの新潟・中越地震の発生以前はほとんどノーマークの場所でもありました。豪雪地域特有の家屋の頑丈さや、地域の繋がりが被害を最小限に留めたと考えられていますが、こういった地形の環境ではさらに被害が継続、拡大する可能性も考えなければなりません。

中越地震の際は余震の継続が長期に渡り、二次的な災害も多発しました。今回の長野県北部地震において、すでに、山体に土石流など、崩壊の予兆がないかを十分に確認し、降雨や余震による土砂災害の発生なども考慮しなければなりません。まだ降雪時期の手前だったのは幸いです。もしも降雪期であったなら被害は比較にならないほど大きくなっていたことでしょう。今後もこの地域における地震活動にはしばらくの間、十分な監視が必要です。

史上最大規模の超大型地震となった、東日本大震災の翌日。本震の凄まじさに忘れられがちですが、その影響と見られるM6.7、最大震度6強の地震が今回の震源地に近い、長野県北部・栄村を中心に発生しています。「海溝型の地震が内陸部の地震を誘発させることはない」とされてきた、これまでの常識を覆すものでした。この時、新潟県と長野県では3名の死者、67名の負傷者、約400棟の全・半壊という大変な被害を発生させています。

さらに今から10年前の2004年には、ここからほど近い新潟県内において、阪神淡路大震災以降、最大の内陸地震となった「新潟県中越地震」が発生、死者68人、負傷者5000人近く、被害総額は3兆円を超える大災害になっています。さらに、それ以外にも、まだ記憶に新しい、それぞれ最大震度6強を記録した「新潟県中越沖地震」「能登半島地震」など、この地域は、まさに日本有数の「地震多発エリア」となっていることにも注目すべきでしょう。