オーストリア/オーストリアのグルメ・レストラン

オーストリアの秘伝レシピ!ガチョウのコンフィ

オーストリア晩秋の定番料理といえば「ガチョウのコンフィ」。今回は日本の家庭でも再現できる秘伝レシピを大公開します!クリスマスや年末に作れば雰囲気が出ること間違いなし。「ガチョウのコンフィ」が名物のウィーンのレストランも紹介していますので、観光でおとずれた際にはぜひ本場の味も試してみてください。

ライジンガー 真樹

執筆者:ライジンガー 真樹

オーストリアガイド

ガチョウのコンフィとは

ガチョウのコンフィundefined写真1

材料さえ揃えれば、調理法はいたって簡単なガチョウのコンフィ

コンフィとは、古来よりフランスを中心に食料の貯蔵目的に用いられていた料理法で、主に肉類や果物に使用されます。肉をコンフィにする場合は、ガチョウやアヒルなど鳥類のもも肉に味付けをした後、脂に浸して低温でじっくりと加熱します。そのあと脂に浸したまま保存できるので、冷凍庫のない時代には重宝された調理法でした。

このガチョウのコンフィ料理(ガチョウのローストやガチョウの丸焼きとも呼ばれる)は、「オーストリアの秋といえば! 伝統の絶品ガチョウ料理」の記事でも書いた通り、オーストリアにおいて晩秋の定番料理の一つ。読者の皆さんにもその美味しさを味わって頂きたく、今回は家庭でも手軽に再現できる黄金レシピをオーストリアから紹介したいと思います!

ガチョウのコンフィの作り方

■材料(4人分)
  • ガチョウのもも肉 4本 (約400g)
  • 塩 大さじ1
  • ジュニパーベリー 5片
  • 黒コショウの実 5片
  • コリアンダーシード 小さじ1/2
  • ニンニク 2片
  • ひまわり油もしくはコーン油 750ml
■作り方
  1. ガチョウのもも肉を水で洗い、軽く叩くようにして拭く。
  2. 下味として、塩、ジュニパーベリー、砕いた黒胡椒の実とコリアンダーシードを肉にすり込み、マリネにする。蓋をして冷蔵庫で一晩寝かせる。
  3. オーブンを80℃に予熱する。(上下から熱が当たるようにすること)
  4. ガチョウのマリネを耐熱容器に入れ、油を上から注ぐ。ガチョウを完全に油に浸すのがポイント。アルミホイルなどで覆い、オーブンで8時間ゆっくりと焼く。
  5.  油から肉を取り出し、軽く叩いて油分を落とす。オーブンの鉄板に並べ、220~230度の熱で皮がパリパリになるまで3分程度グリルする。

このディッシュは七面鳥やカモ肉でも代用できるので、クリスマスの時期にぜひ試して頂きたいレシピの一つです。仕込みに一晩、調理時間が8時間と、長丁場に感じられるものの、要は味付けをしてオーブンに入れるだけですので、忙しい年末の時期にも重宝すること間違いなしです!

ガチョウのコンフィが食べられるウィーンのお勧めレストラン

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