LEDの光を粒状に写さないコツ
LEDライトのイルミネーション。指向性がある輝き方をするため一粒ずつがはっきりと光る。
かつてイルミネーションは白熱球が主体でした。白熱球は、光が周囲に拡散しひとつの電球の周りにほんわかと光がにじむように照らす性質です。これに対し、LEDライトは光が拡散しにくく、一点に向かって光を照らす性質の光です。 これをイメージで例えるとひとつずつのライトが単独して一直線に光を放つような感じ、と言えます。このLEDライトの光の放ち方を知っておくと撮影に役立ちます。
LEDライトのイルミネーションによく使われる色は、白色、青色、赤色などがあります。この中でも白や青などの明るい色のものは特に、ひとつずつの球が単独で粒状に写り込みやすくなります。
イルミネーションの光は全体で光っているところを撮るのがポイントなので、粒にしか見えないように撮ってしまうとイメージが半減してしまいます。
では、LEDイルミネーションを撮るときになるべく粒に見えないようにとるためには、次のポイントが上げられます。
それは、引きでイルミネーション全体がフレームに入るようにすることです。できるだけ広い範囲をフレームに入れることで、ひとつずつのLEDライト球を意識させない写りで撮るのがコツです。
もし白い球が明るく写りすぎて露出オーバーの状態に写るのであれば、露出補正をマイナスに設定して暗めに撮影し、本来の明るさに落ち着かせます。赤などの暖色系の色ではLEDライトでもそれほど気にならないのですが、白色などは写り具合に気をつけたほうがいいでしょう。
LEDライトのイルミネーションの動画がありますので、参考までにご覧ください。
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