犯罪に巻き込まれた失敗談
ほんの小さな気のゆるみが、犯罪に巻き込まれることも
そこでガイドの失敗を教訓に、海外で犯罪に巻き込まれないための7つの注意点をご紹介します。
その1:いろんな犯罪に注意すること
パリの犯罪といえば、スリと答えが返ってくるほど、日本人のスリ被害が多いのが現状です。しかしながら、自慢ではありませんがガイドはスリには一度もあったことがありません。なぜなら、「パリはスリが多いから気をつけて」と至るところで聞いていたからです。そう、これこそが盲点です。「スリ」は気をつけていたものの、ひったくりや置引きなどその他の犯罪には気をつけていなかったのです。一番多い犯罪に注意を払うのはもちろん、さまざまな犯罪が存在するということも頭の片隅に入れて、海外では油断しないようにしましょう。その2:危険な場所に近づかないこと
ガイドは海外に出かける際は必ず、外務省の海外安全ホームページをチェックします。その国のどの地域が危険で、どのような犯罪が多発しているか、また危険度も色分けされているので、地域によっては迂回するなどの旅程を変更することもあります。また、路地裏などに近づかないのはもちろん、その都市の中でも軽犯罪が多発している地域がありますので、ネットで事前に情報収集しておくことをおすすめします。その3:荷物から注意をそらさないこと
何かに夢中になると、ついつい貴重品から目を離してしまう。そんなガイドのような人も少なくないのでは。カフェで椅子の下に鞄を置いていて被害にあうことも、電車やカフェでおしゃべりに夢中になっていて狙われることもあります。置引きにあって以来、貴重品は一瞬たりとも肌身離さないよう心がけています。トイレに行ったときやレストランから出る際には、財布やパスポートを定期的に確認することを怠りません。要所要所で確認し、早めに気がつけば被害も抑えられますから。その4:ブランド品は持ち歩かないこと
ショッピングの帰り道に、買ったばかりのブランド品をひったくられる、という被害もよく聞きます。特に、ブランドロゴの入った袋を持ち運ぶということは、「私はいま、高級ブランド品を持っています」ということをアピールしながら歩いているのと同じですから、スリやひったくりの格好のターゲットです。日本と同じ感覚で持ち歩かず、別の袋に入れ替えるか、タクシーなどを使って一旦ホテルに置きに帰るなど、特に注意が必要です。その5:たくさんの現金を持たないこと
必要最小限の現金しか持ち歩かないようにし、クレジットカードを活用します。クレジットカードのメリットは、たとえ盗まれたとしても、すぐにカードを止めれば、実害が出ないこともありますので。現金が必要になったときに、こまめにクレジットカードでキャッシングすれば、大量の現金を持ち歩いて、不安になることもありません。また、クレジットカードは、両替した現金よりもレートが良かったり(急激な円安にならない限り)、キャッシングも銀行カードよりお得なことが多いですよ。その6:ホテルのフロントや金庫に預けないこと
人をまったく信用していないように聞こえるかもしれませんが、よほど信用のおける有名なホテルではない限り、ホテルに備え付けられている金庫を使わないようにしています。それよりも、自分のスーツケースに貴重品を入れてカギをし、そのスーツケースをさらにワイヤーと南京錠で固定する方が、私は安心です。言葉も通じない、習慣も異なる異国の地では、「これでもか」というほど、注意するようにしています。その7:クレジットカードや現金は小分けにすること
そして最後にして一番重要なことです。お金やクレジットカードなどをひとまとめにして持ち歩かず、最低でも2カ所に小分けにしておきましょう。ガイドはパリで置引きにあってから、常に4カ所に分けています。腹巻き型ポシェットをお腹に巻いて、鞄に2カ所に分けた財布を持って、ホテルに置いたスーツケースに多少の現金を残しています。現金だけでなく、クレジットカードも小分けにすることで、万が一盗まれたとしても、全財産を失くすことはないので、その後も旅行を楽しむことができますよ。いかがでしたか。犯罪に巻き込まれたら、ガイドのようにその後の予定をすべて変更して、対応に追われることになってしまい、せっかくの旅行が台無しになってしまいます。犯罪に巻き込まれてから慌てても、遅いですから。注意点を参考に、安全に一人旅を楽しんでくださいね。
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