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2014年冬のau新機種・サービスの特徴(2ページ目)

KDDIは10月27日、2014年冬商戦に向けた戦略発表会を開催しました。LTEネットワーク上で音声通話ができ、通話しながらさまざまなコミュニケーションが可能になる「au VoLTE」を軸とした、auの新端末・サービスをチェックしていきましょう。

佐野 正弘

執筆者:佐野 正弘

携帯電話・スマートフォンガイド

画面をシンクロする「au VoLTE」のコミュニケーション

VoLTEは“高品質通話”などに注目が集まりですが、auではむしろコンカレント通信を活かし、通話している人達同士が情報を共有しながらコミュニケーションを便利にできるサービスの整備に力を入れているようです。それを象徴するのが、4つのシンクロ・コミュニケーションサービスです。

これは何かというと、au VoLTEで通話しているユーザー同士の情報を共有しながら通話することで、コミュニケーションの幅を広げるもの。具体的には、スマートフォンに表示している情報を相手の端末にも一緒に表示する「画面シンク」、表示した写真などに対し、手書きチャットの要領で同時に手書き入力をして共有できる「手書きシンク」、地図表示と、双方の現在位置を共有できる「位置シンク」、そしてカメラで映している映像を相手の端末にも表示できる「カメラシンク」の4つから成り立っています。
au2014冬

通話相手と画面を同期して共有できる「画面シンク」

au2014冬

通話相手と画面上の写真を共有し、手書きし合える「手書きシンク」

au2014冬

通話相手と地図上で位置を共有できる「位置シンク」

au2014冬

カメラの映像を同期し共有しながらコミュニケーションできる「カメラシンク」

さらに月額300円のオプションサービスとして、au VoLTE対応端末から通話発信することで、最大30人の相手と同時に通話ができる「ボイスパーティー」も提供されます。発信者がau VoLTE対応であれば、着信相手の回線を問わず利用することが可能というのも、大きなポイントといえるでしょう。
au2014冬

最大30人同時で通話ができる「ボイスパーティー」

便利で高品質なサービスが利用できるau VoLTEですが、高品質通話やシンクロ・コミュニケーションなどは、au VoLTE対応端末同士で通話した時しか利用できないので注意が必要です。特に他社のVoLTE対応端末と通話した場合、音声通話の品質も通常の電話回線と同じ品質となってしまうのは惜しいところです。

次は、auWALLETなどの新サービスについて説明します。

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