auがVoLTEを導入、何が変わるのか?

10月27日、KDDIはauブランドの冬商戦に向けた新端末・サービス発表会を実施しました。今回は、auのVoLTEサービス「au VoLTE」を目玉に据えているようで、発表会でもau VoLTEを主体とした説明がなされています。
au2014冬

今回、auはVoLTEをサービスのメインに据えている

VoLTEは、データ通信専用のネットワークであるLTEの上で通常の音声通話をできるようにするもの。従来より素早く発信できる、VoLTE対応端末同士であれば高音質な通話ができるなど、さまざまなメリットが得られるのが特徴となっています。VoLTEは既にNTTドコモが導入していることからご存じの方も多いと思いますが、そのVoLTEをauも12月より導入することとなりました。

実はauがVoLTEを導入することは、他社よりも非常に重要な意味を持ちます。その理由の1つは、VoLTEによって“コンカレント通信”ができるようになること。要するに、スマートフォン上で音声通話をしながら、インターネットに接続できるようになった訳です。auは3Gの通信方式が他社と異なり、コンカレント通信が実現できない点がウィークポイントの1つと言われてきました。ですがVoLTEの導入により、音声とデータ通信を全てLTEネットワーク上で実現したことで、そうした問題を解消できるようになったのです。
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VoLTEの導入で、通話しながらインターネットが利用できるようになった

そしてもう1つは、3GからLTEへの移行を本格化できることです。先にも触れた通り、auは3Gの通信方式で、他社と異なる「CDMA2000」という方式を用いていますが、この方式は世界的に採用する事業者が減少しており、端末調達などで不利となっていたのです。それゆえauは、VoLTEの導入により3Gを取り除くことで他社と同じ端末を調達できるようになったのに加え、いち早くLTEの整備に集中できるようにもなったといえます。

それゆえ実は、au VoLTE対応の新端末には3Gが搭載されておらず、通信はLTEとWiMAX 2+のみとなっています。そうなるとエリアが気になるところですが、auはいち早くLTEのエリアカバーを広げており、既に人口カバー率99%を超えているなど充実度を高めていることから、3Gとほぼそん色ないエリアで利用できるとしています。
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LTEの人口カバー率を99%超に高め、3Gとそん色ないエリアを実現


次は、au VoLTEならではの特徴について説明します。