ローンの諸費用や追加費用も忘れずに
ローンを利用する場合、通常は抵当権の設定費用(司法書士への報酬など)や保証料、手数料といった諸費用が発生します。この費用はローン額に含めることもできますが、その場合は工事費用+諸費用が借入額となりますので、返済額の計画において注意が必要です。またリフォームは、業者から見積りをもらった時には想定していなかった建物の傷みや、やむを得ない工事内容の変更などを伴うものですから、当初の計画よりも追加費用が発生する可能性もあります。こういった費用にも対応できるように、リフォームは予算枠ギリギリで計画するのではなく、少なくとも10~20%程度の予備費用を確保しておくようにしたいものです。
さらに、景気の動向などによりローン金利が上昇すると、返済額がジワッとアップするので、これらについても頭に入れておき、少しずつでも繰上げ返済ができるような資金的余裕ももっておきましょう。
住宅ローン減税、リフォームローン減税もチェックすべし!
リフォームは既存の住まいの寿命を伸ばし、居住性を高めてくれるだけでなく、税金面でもメリットがあります。平成25年(2013年)までの「住宅ローン減税」や、省エネ・バリアフリーの「リフォームローン減税」が用意されており、所得税を納めている人にとって、減税の恩恵が受けられるのです。「住宅ローン減税」「リフォームローン減税」のどちらを選択すべきかは、ローン期間や工事内容、条件にもよりますので、工事業者から見積り書をもらう時にはこういった点についても詳しく説明してもらうようにして、お得で計画的なリフォームを実現したいものです。
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