第2位 マルシェ(東証1部<7524>)
今回の3銘柄は株主優待配当権利落ち後に大きく調整し、その後、次の権利落ちに向けて上昇していく習性があるように見えます。この習性を利用して、お得な株主優待を更に有利に獲得したいものです!
【2014年9月29日株価】 875円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=8万7500円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 10円
【株主優待権利確定月】 3月末、9月末
【優待内容】 詳細はYahoo!ファイナンスの株主優待情報をご覧ください
第2位はマルシェ<7524>です。居酒屋「水滸伝」や「居心伝」を中心に居酒屋やレストランチェーンを全国に展開している企業です。
今回は100株を購入し1000円の株主優待券を半期毎に3枚、年間で6枚獲得したケースを想定しています(つまり株主優待は6000円で評価し、利回り計算をしています)。同社は店舗も多く、業態も複数ありますので、比較的株主優待は利用しやすいと思います。
業績は概ね横ばいといったところです。ここ3年の株価は緩やかな上昇基調です。現在は9月の配当が権利落ちしたために、一旦50日移動平均線まで調整してきたところです。昨年の9月配当落ち後の株価推移を見てみると年末に向けて200日移動平均線を下回るまで一旦調整していますので、今年も同じパターンであれば、200日移動平均線前後で株価が横ばいになったところでの購入という方法が考えられます。
第1位 三光マーケティングフーズ(東証2部<2762>)
予想配当+予想優待売却利回り:8.3%【2014年9月29日株価】 920円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=9万2000円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 16円
【株主優待権利確定月】 6月末、12月末
【優待内容】
詳細はYahoo!ファイナンスの株主優待情報をご覧ください
今回の第1位は三光マーケティングフーズ<2762>です。低価格居酒屋の「金の蔵Jr.」や焼き牛丼の「東京チカラめし」などを展開している企業です。今回は100株を購入し、3000円分の優待券を年2回獲得したケースを想定しています(つまり株主優待は6000円で評価し、利回り計算をしています)。ちなみに同社の場合、200株を購入した場合でも、もらえる優待券はそのまま2倍となります。また、100株以上の3000円分の優待券は精米1キログラムと引き換え可能、200株以上の6000円分の優待券は精米3キログラムと引き換え可能です。
業績は主力の低価格居酒屋が低価格ブーム終焉で厳しい状況の上、焼き牛丼も競争が厳しく、2013年6月期は最終利益が赤字転落となり、2014年6月期も大幅な赤字を計上しました。しかし、この大幅な赤字は東京チカラめし業態の大量閉鎖や売却、そして収益の柱である居酒屋業態に経営資源を集中するなどの大規模な事業構造改革に取り組んだためであり、2015年6月期は最終損益は赤字継続の見通しであるものの、営業利益と経常利益は黒字転換見通しとなっています。
株価は長期的には横ばいで推移するような状況が続いていますが、優待権利落ち前の3ヶ月前ほどから急騰し、権利落ち後は急激に調整するといった動きの繰り返しとなっています。既に年末の優待権利落ちに向けて株価は上昇を開始しているように見え、今回もこのままいけば12月の優待権利落ちまで上昇し、その後調整という流れになる可能性があります。
参考:日本株通信
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