この記事では、この「iOS8」にはどんな新機能があるのか?実際に使ってみて印象的だった機能を紹介するとともに、大画面なiPhone6でなければ使いにくいのか?ということも考えてみたいと思います。
アップデートは4.5GBの空き容量が必要
手元のiPhone5sを「iOS7」から「iOS8」にアップデートしたのですが、このときに要求された空き容量が4.5GBと比較的大きくなっています。僕は空き容量が不足していたので、いくつかのアプリやデータを削除してインストールしました。多くのユーザーが空き容量不足になる予感がします。一見、あまり変わらないルックス
新しいiOS8のルックスは?とちょっと期待しますが、ホーム画面など、基本的にはほぼ変わらないルックスです。強化されたフォトライブラリ表示
写真の表示が単純に撮影した順番に表示するだけでなく、場所、日時で区別して表示することができるので、写真を探しやすくなっています。写真関連機能が強化
トリミングや多彩なフィルタなど、写真の編集機能が強化されています。また、ビデオ撮影機能としては「タイムラプス」機能が追加された。タイムラプスビデオというのは、ビデオ撮影のコマ数を減らして、長時間の撮影を短いビデオに、つまりは早送りビデオにすることができます。スローモーションビデオの逆ですね。明度調節機能
「iOS7」のカメラ機能では、撮影時に指でタッチすると、そこにフォーカスし、露出もそれに合わせてくれます。この機能は「iOS8」でも継承されているわけですが、さらに機能アップしています。目的の場所を指で長タッチすると、その場所がロックされて四角形が表示され、上あるいは横に“光の記号”が表示され、全体の露出を調節できるようになりました。
これによって、その目的の場所にフォーカスは合わせたいものの、露出はそこに合わせたくない場合、目的に応じた露出調整ができるわけです。
コンタクトが楽になったコミュニケーション機能
iPhoneでは人と連絡をとる際、電話であれば電話アプリを起動し、電子メールであればメールアプリを起動し、Facebookであれば、Facebookアプリやメッセンジャーを起動して、相手とコミュニケーションするわけです。これに対して、「iOS8」ではホームボタンを2回押すことで起動するアプリのスイッチャーに、人物のアイコンも表示されるようになりました。
このアイコンはユーザーがよくコンタクトするユーザーの履歴です。そして、このアイコンをタップすると、そのユーザーの連絡手段が表示され、それをタップすると連絡をとることができます。たとえば、FaceTimeが使える人はFaceTimeが表示されるし、電話しか使えない人は電話だけが表示されるというわけです。
この機能によって、ユーザーはコンタクトをしたい相手を選択し、最適な方法で連絡をとればいいことになり、コミュニケーションがスピーディにできるわけです。
「Hey Siri」機能ってなんだ?
Siriはホームボタンを長押しすると起動する人工知能的なヘルパーです。僕は外出先での移動などで、目的の場所までいく経路を音声で検索したり、天気予報をチェックするなど、便利に使っていますが、「iOS8」ではこのSiriも進化しています。電源に接続しているときに「Hey Siri」と声をかけると、Siriが起動するようになりました。この機能は設定でオン、オフすることができます。
電源に接続していないと使えないという点はありますが、まあ、電源を接続して机の上に置いている人には少し便利でしょう。
僕のように、この言葉にSiriはどう答えるのか?などと試してみる人には便利な機能かも知れません。
ただこの機能、「Hey Siri」と言った覚えがなくても、勝手に起動していることがよくあります。これは僕だけでなく、ほかの人もあるようなので、音声認識の問題かも知れません。
あまり、Siriを使わないという人はこの機能を切っておいたほうがいいでしょう。
iPhone5での「iOS8」は?
iPhone6は大画面化したのが特徴ですが、「iOS8」はそのiPhone6の大画面にある程度、最適化したはずですが、iPhone5sの画面サイズでも普通に使えるというのが現時点の僕の印象です。「iOS8」は何を変えたのか?
「iOS8」はOSとしてはその基本ラインを変えずに、機能アップを行ったバージョンのようです。ドラスティックな進化がないのは不満ですが、安心して使えるのはいいことです。最初のバージョン8.0ではいろいろ不具合がありましたが、最近リリースされた8.0.2は当初のトラブルも解決したようなので、安心してバージョンアップできそうです。もちろん、僕も8.0.2にバージョンアップして使っています。