スクランブル交差点に興奮? 外国人を喜ばせる東京案内

訪日外国人観光客が初めて年間2000万人を突破した日本(2016年)。2020年には東京オリンピックもあり、今後は外国人の友人やビジネスの相手に「東京を案内して!」と言われる機会が増えていくかもしれません。その場合案内するのは浅草ですか? 上野? 秋葉原? もちろん“王道”観光スポットも喜ばれますが、実際に外国人が感動するのは、私たち日本人にとってはちょっと意外な場所だったりします。
外国人観光客

外国人が本当に喜んでくれる東京でのおもてなしは?

そこで実際に外国人を東京案内したことがあるガイドが、彼らがリアルに興奮したスポットをレポート。丸1日で効率よく東京観光できる黄金ルートをご紹介します。


9:50 東京駅丸の内北口
『JR EAST Travel Service Center』で待ち合わせ

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ドーム内まで美しく復元された東京駅丸の内北口で待ち合わせ。「?」マークの下が『JR EAST Travel Service Center』

スタートは赤レンガの東京駅丸の内駅舎北口のドーム内にある外国人観光客向けサービスセンター『JR EAST Travel Service Center』で待ち合わせ。乗車券の販売や観光案内などを英語・中国語・韓国語で行っている他、手荷物預かりもしてくれるので大変便利なスポットです。また無料公衆無線LANの環境も整備されているので、スマホで連絡をとる場合も安心。

~北自由通路を通って東京駅の反対側、八重洲北口へ移動


10:00 『東京キャラクターストリート』

東京キャラクターストリート

土日祝日などはとんでもない人出。東京駅の人気スポット『東京キャラクターストリート』

八重洲北口の地下一階にあるのが『東京キャラクターストリート』。テレビ局のオフィシャルショップのほか、ポケモン、ジブリ、プリキュア、クレヨンしんちゃんなど、人気キャラクターのショップが32店舗ずらりと軒を連ねています。

外国人からの「アニメショップが見たい」というリクエストはよくありますが、秋葉原やアニメ専門店は少々マニアすぎるよう。日本のアニメは今や世界各国で放映され彼らも子どもの頃から親しんでいるので、一般に人気のキャラクターグッズが集まる東京キャラクターストリートにこそ、イメージしていた「日本のアニメグッズ」があるようです。

~キャラクターストリートを抜け、ラーメンストリート(人気ラーメン店が8軒並ぶ東京駅の人気スポット)を通り、一番奥の角を八重洲地下街方面へ左折


11:00 『諸国ご当地プラザ』

諸国ご当地プラザ

定番からアレンジ商品まで全国各地の土産物が集結。『諸国ご当地プラザ』

全国各地のお土産物が集結している『諸国ご当地プラザ』へ。お菓子がメイン。京都の八ツ橋や山梨の信玄餅、博多の女など“ド直球”なお土産から、ご当地ポテトチップス、ゆるキャラグッズなど「この商品にこんな味が!」と驚くアレンジ商品も多数で日本人にも楽しいお店です。

~さて『東京』駅からJRに乗り、『原宿』駅へ向かいます


12:00  『明治神宮』 

明治神宮の御社殿

明治神宮の御社殿

毎年初詣人出ランキング第一位に輝く日本を代表する神社『明治神宮』へ。東京ドーム約15個分の広い境内は東京と思えないほど緑豊か。神々しい雰囲気の参道の先には御社殿、そしてその後ろには大都会らしいビルが控えているという、改めて見てみると東京らしい風景をたたえた神社です。外国人向け英語のおみくじもあります。

~『原宿』駅か『代々木』駅から、JRで『池袋』へ


13:00 『サンシャインシティ』で味わう!遊ぶ!買う! 

サンシャインシティ

池袋のランドマーク『サンシャインシティ』

池袋のランドマーク『サンシャインシティ』は、展望台、プラネタリウム、水族館、アミューズメントスポット、そして約250のショップがひしめく大型商業施設。10代~20代に人気の気軽な価格帯のお店が多いからか、いつ行っても若者だらけで熱気に包まれています。日本人の普段の姿を見られる場所が外国人観光客には好まれますが、スタイリッシュすぎず親しみやすいサンシャインシティを、“日本人の若者の日常”として案内してはいかがでしょうか。

さてサンシャインシティのおすすめスポット。まずランチで『洋麺屋 五右衛門』はどうでしょう。寿司など連日日本料理で正直つらい……という外国人も多いので、例えば多くの国で親しまれているパスタを日本人好みにアレンジしお箸で食べるレストラン・洋麺屋 五右衛門は、どの国の人にも親近感が湧き喜んでもらえます。私が案内した際は「日本人は他の国の料理も自分たちの味にしちゃうのね」と感心されました。

また日本が誇るプチプラ・100円ショップもありますが、ここは安さ重視の100円ショップの商品に比べてさらにオシャレな『3COINS』へ。文房具からキッチン用品、ファッション雑貨まで揃い「3コインでこんな可愛い物が!?」と外国人観光客も感激してくれます。特におすすめはマスキングテープ。世界中で人気のようで、2個で300円という値段に驚愕。日本語がプリントされているマスキングテープが人気でした。

はなとうぜ!かめはめ波!!

3D体感アトラクション『はなとうぜ!かめはめ波!!』

また漫画・ジャンプの人気作品の世界を体感できる世界初の屋内テーマパーク『J-WORLD TOKYO』も必見。例えばドラゴンボールの主人公・孫悟空の必殺技・かめはめ波を悟空本人から伝授してもらい、実際に自分で放つというゲームなど、ドラゴンボール、ONE PIECE、NARUTO-ナルト-などのアトラクションが用意されています。また作品ををモチーフにしたフードメニューなどは日本らしいクオリティで写真を取りたくなること必至です。

広いし見どころ満載のサンシャインシティでの時間はあっという間!
~名残惜しいですがJRで『池袋駅』から『渋谷』駅へ向かいましょう


17:00 『スクランブル交差点』を愛でながらお茶

渋谷スクランブル交差点

私たちにとっては当たり前の光景なのですが……

普段何気なく渡っている渋谷のスクランブル交差点ですが、外国人にとっては大量の人が交通法規をキチンと守って、一斉に、時間内にちゃんと渡りきるというのが「Amazing!」らしいです。カメラを向けている観光客も多く、交差点を見渡す事ができるビル・QFRONTのスターバックスコーヒーは大人気。窓際の席を頑張って確保してお茶しましょう。


18:00 『MEGAドン・キホーテ渋谷本店』

2017年5月にオープンした、まるで迷路のようなディスカウントストアー『ドン・キホーテ』の都内最大級となる店舗。日本人の日用品や私たちが好む面白い商品がぎゅっとつめ込まれたスポットなので、外国人観光客も興味深げ。和小物など日本土産になりそうな商品もあります。


19:00 『渋谷肉横丁』でディナー

渋谷肉横丁

古き良き昭和の雰囲気の中、リーズナブルにお肉を楽しめる『渋谷肉横丁』

センター街の有名ビル・ちとせ会館の2フロアが、昭和の雰囲気あふれる横丁『渋谷肉横丁』に大変身。焼き肉、唐揚げ、シュラスコ、和牛、牛たんなど26もの肉料理店が集結する日本最大級の「肉のテーマパーク」です。

どの席に座っても、全ての店に料理をオーダーすることができるという開かれた空間なため、お酒とお肉で盛り上がっている日本人の普段の表情を見られるのが楽しい!と大好評。私が同行した外国人女子は「好みの日本男子」チェックに余念がなく、途中言葉が通じないながらも声を掛けて同席。遂には連絡先を交換していました!

~『渋谷』駅21:00発の都バス「<渋88>新橋駅前行き」で東京タワーに直行


21:45 『東京タワー』

東京タワー

ツアーの締めは東京のゴージャスな夜景に包まれて

ラストは大都会のダイナミックな夜景に包まれる『東京タワー』展望台へ。高層ビル群、レインボーブリッジ、スカイツリー、羽田空港や、果てしなく続く建物の明かりがいかにも東京らしいと感じるらしく、写真を撮りまくっている外国人の姿も見られます。大展望台2階の23区内で最も高いところにある神社『タワー大神宮』への案内もお忘れなく。「こんなところにも神社が!」と驚かれますよ。


以上、ガイドが外国人観光客を案内して実際に「ウケた」スポットをまとめた1日プランです。日本人が思いもよらない意外なポイントで歓喜!興奮!感動!してくれる外国人たち。一緒に巡ると、きっと新たな“楽しい東京”を発見できますよ。



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