毎月が無理ならボーナス時の年2回積立も
子どもが生まれてから高校・大学進学のために教育費を準備する、セカンドライフに備えて老後資金を準備するなど、将来のライフイベントによっては定期的な収入(キャッシュフロー)から資金を捻出して、積立方式で資産運用(資金準備)していくことになります。積立で資産運用をしていくにあたっては、月々のキャッシュフロー(収支)の中からいかに運用資金を捻出していくかがポイントになります。通常、積立は毎月ぜひとも行いたいものです。
ただ、月々のキャッシュフローを見ると毎月は難しい人でも夏、冬のボーナス時には何とかなるというケースでは、年2回の積立でもいっこうに構わないと思っています。
その場合は夏・冬のボーナス時の積立は、1回当たりの積立金額をまとまったお金にする必要があります。たとえば、毎月1万円の積立なら年12万円積み立てられますが、夏・冬のボーナス時積立で1回当たり1万円の積立だと、年2万円、10年で20万円、30年でも60万円の積立元本にしかならないのです。
継続は力なりとよく言われますが、年2回の積立、かつ少額の積立では長く積み立てても大した金額にはなりません。できれば、毎月積立を行ったと仮定した金額、毎月1万円、年12万円であれば、夏・冬のボーナス時の積立は1回当たり6万円にすれば、毎月積立を行ったケースと元利合計額に大きな違いは出ないはずです。