どうなる?ソニーの株価
ソニー<6758>は業績予想の下方修正とともに、上場以来行ってきた配当を初めて見送ることを発表しました。上昇基調が続いていたソニーの株価は下方修正の発表が嫌気され、18日に終値でも2000円を割り込みました。ソニーはこれまでも業績の下方修正を何度か行ってきましたので、「またか」と思う投資家も多いかもしれません。とは言え、株価が下落すれば今後の動向が気になるというものです。
現状を把握する
ソニー<6758>の株価チャートを見てみましょう。株価は5月の安値が底となり、その後は上昇基調にあることがわかります。9月16日には、株価は2173円まで上昇し、年初来高値をつけました。丸印をつけました。しかし、業績予想の下方修正によって、株価は9月18日、大幅に下落してしまいました。
注目したいポイント
株価が大きく下落(もしくは上昇)する時、勢いが強いあまりに株価が前日終値近辺で寄り付かないことがあります。この場合、株価チャートには隙間が生じます。この隙間のことを「窓(空)」と言います。今回の株価下落によって、17日の安値2120円から18日の高値1955円までの所「窓」をあけて下落しました。緑色の丸印をつけました。
一般的に、株価は窓に吸い寄せられるように動くとされています。そして、窓を埋めるか否かで、株価の力強さをはかることができます。
5月の安値から上昇してくる間に、株価は窓を4つ開けました。赤色でそれぞれ丸印をつけました。
今回の株価下落で左から3つ目と4つ目の窓は埋めました。しかし、2つの窓はまだ空いたままです。
仮に株価下落の勢いが強ければ、株価はこの2つの窓を埋める可能性もあります。ですが、今回の株価下落ですぐに埋めるかはわからず、時間が経って忘れた頃に窓を埋める場合もあります。
株価が今後どう動くのか、上下にできた窓に注目しておくとよいかもしれませんね。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
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