「ワゴン」としての機能がさらに向上した新型Cクラスワゴン
これから日本に導入される予定の新型Cクラスワゴンに、ひと足早くドイツで試乗する機会に恵まれました。Sクラスの縮小版のような雰囲気になったセダンと同じく、ワゴンも見た目の印象が従来型に比べて大きく変わり、とてもスタイリッシュに仕立てられています。従来型の実用ワゴン的な雰囲気も、それはそれでよかった気もしますが、よりスペシャルティ感のある新型のルックスは、やはり魅力的です。
インテリアもセダンと同じくSクラスに通じる高級感があります。このクラスでこれほどの風格を備えたクルマがほかにあるでしょうか。また、ボディサイズが大きくなり、後席の居住性が向上しているのも新型の特徴です。
荷室容量は、リアシート使用時で490リットル、前倒しすると1510リットルと、従来型に比べて、それぞれ5~10リットルのプラスとわずかに増加しています。リアシートは3分割となり、よりアレンジの自由度が増している上、電動で前倒しできるようになっています。
また、テールゲートはアルミ化されて軽量になったほか、電動で開閉できるようになり、さらには最近、高級車で標準化が進んでいるリアバンパー付近で足を動かすことで開閉できる機能も設定されています。
このように新型Cクラスワゴンは、まずワゴンとしての機能が大幅に高められているのです。