健康だと保険料が安くなる「リスク細分型」保険

生命保険のリスク細分型とは、タバコを吸っていない、血圧やBMI値(身長と体重のバランスを判断する指標の1つ)が所定の範囲内、といった条件で健康と判断された人の保険料を割り引く保険のことです。

 
健康的な暮らしをして保険料の節約をしよう。

健康的な暮らしをして保険料の節約をしよう。


健康な人は、そうではない人に比べて、死亡・病気入院するリスクが低いと考えられます。にも関わらず、そうではない人と同じ保険料では不公平という考え方で考案された保険料率です。健康体割引と呼ぶこともあります。
 

定期保険と収入保障保険に加えて、医療保険も登場

リスク細分型は、一部の保険会社が一部の商品に導入しています。一部の商品とは、定期保険と収入保障保険がメイン。ですが最近、医療保険にもリスク細分型が登場しています。

医療保険には、持病などで健康に不安がある人でも加入できるが、保険料は割高な「引受基準緩和型」という商品があります。「逆リスク細分型」ともいえますね。

健康であれば入院リスクは低いと考えられるので、その分、保険料は安くてもいいはず。しかし、これまで医療保険にはリスク細分型の考え方は取り入れられていませんでした。それが、ようやく登場したというわけです。今後、後に続く保険会社が現れるかもしれませんね。

では、申込者が健康かどうかを、どう判断するのでしょう。その判断基準は各社で異なりますし、保険料率区分も2~4つと異なります。主な保険会社の判断基準と、リスク細分型保険の賢い利用法を解説します。
 

健康かどうかは「喫煙の有無」「血圧」「BMI」が主な判断基準

リスク細分型の判断基準は、多くの会社で喫煙の有無と血圧、BMIを採用しています。中には、優良運転者を基準に含めている会社もあります。

喫煙が健康に及ぼす悪影響についての研究には長い歴史があり、多くの研究成果が出ています。その結果によると、喫煙者に、がん・心臓病・脳卒中・肺気腫・ぜんそくなどの罹患率と死亡率が高く、これらの病気の原因と関係があることがわかっています。よって、喫煙の有無は健康かどうかを判断する大きな要因なのです。

喫煙歴は過去1年以内を基準とする会社が多いですが、過去2年以内としている会社もあります。

血圧は、高すぎると動脈硬化を起こし、心臓や脳血管障害などの原因になることがわかっています。ゆえに、血圧値が正常の範囲内かどうかを基準にするわけです。

BMIは身長と体重のバランスを判断する指標の1つで、22前後が最も病気になりにくい数値とされています。このため、健康かどうかを判断する基準に採用されています。

なお、具体的な基準、血圧・BMIの数値をホームページでは公開していない会社もあります。
 

リスク細分型も含めた複数商品の保険料を比較しよう

タバコを吸っていない健康な人ほど、リスク細分型の最安値に該当し、保険料が安くなります。タバコを吸っている人でも、健康であれば保険料が安くなる会社もあります。

ただ注意して欲しいのは、必ずしもリスク細分型の保険料が最安ではないこと。ネットで販売している定期保険や収入保障保険は、リスク細分型よりも保険料が安いこともあります。

保険に入ろうとしたら、リスク細分型も含めて複数商品をピックアップし、自分の条件(年齢・性別、保険金額、保険期間など)で保険料を試算してください。これが、リスク細分型を賢く利用するポイントです。
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