写真やメッセージなど基本機能が強化
今年6月に発表された、iOSの最新バージョン「iOS 8」。9月19日より発売される「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」に搭載されるのはもちろんのこと、米国時間の9月17日より、iPhone 4s以降のiPhoneや、第5世代のiPod Touch、iPad 2以降のiPadシリーズに向けても提供される予定です。
iOS 8の画面。デザインに大きな変化はないが、さまざまな機能強化がなされている
ただし、iOS 8はiOS 7の時とは異なり、インターフェースやデザインが大きく変わった訳ではないことから、従来との違いが分かりにくいという人もいることでしょう。では実際のところ、iOS 8は従来と比べどのような点が変化しているのかを確認してみましょう。
写真機能、特に写真を管理するアルバム機能に、さまざまな改良が加えられています。従来はできなかった写真の検索機能が設けられ、撮影日やアルバム名などから直接写真を探し出すことができるようになりました。また撮影した写真の傾きや露出などを自動的に調整する機能が設けられ、手軽に美しい写真へと仕上げることができます。
メッセージ機能で強化されたポイントは、大きく分けて3つあります。1つは、テキストや写真だけでなく、音声を録音したり、動画を録画したりして直接相手に送信できる機能を備え、より豊かな表現ができるようになったこと。2つ目は、LINEでいうところのグループ機能に相当する機能が用意され、複数の仲間と同時に会話ができるようになったこと。そしてもう1つは、自分の現在位置を会話中の相手に伝えられ、相手の位置を確認しながら会話ができるようになったことです。
強化されたメッセージ機能では、動画を撮影して送信したり、友達などと位置情報を共有したりできるようになった
メールボックスに届いたメールを、右にスワイプして未開封に、左にスワイプしてフラグを付けたり、ゴミ箱に捨てたりするなど、受信ボックス上でメールの管理をしやすくなりました。また“下書き”と“受信ボックス”との間の移動が簡単にできるようになり、メールの内容を見ながら返信を書きやすくなっています。
iPhone内のさまざまな情報やコンテンツを検索できるSpotlight機能ですが、iOS 8からはWikipediaやニュースなどのほか、iTunes StoreやApp Storeなどのコンテンツを直接検索し、購入することもできるようになりました。
次は、生活に役立つ新機能について説明します。