WINBOTが窓を掃除する仕組みを解説!
床掃除をするロボットは水平面を移動するので、その仕組み自体はそんなに不思議ではないはずです。しかし、窓ガラスという垂直面を移動するとなると、どのように窓ガラスに貼りついて動けるのか、そのこと自体が不思議ではないでしょうか?ということで、まずはその仕組みからご紹介します。■窓に貼りつく仕組み 窓ガラスに貼りつくのは、真空状態の吸盤によるもの。スイッチを入れると、真空ポンプが作動し、本体中央部分にある二重の楕円部分「サクションリング」が真空状態になり本体が貼りついているとのこと。ちなみに、本体を太ももの上に置いた状態でスイッチを入れると、中央部分から強力に空気が吸い込まれていくのが体感でき、太ももの肉に跡が付くほど強力吸引でした。
■両サイドのドライビングトレッドで前進・後退 両サイドのドライビングトレッド(タイヤ)はキャタピラタイプで、真空状態でこのタイヤが動くことで垂直面の移動を可能にしています。タイヤは滑りにくい素材でできていて、空回りすることなく本体を移動していきます。窓ガラスを移動している様子を裏側からみていると、まるで小さな戦車が動いているようです。垂直面を移動するには、窓に吸いつく“力”とタイヤの駆動力の絶妙なバランスが必要なはずです。そのあたりを見事に調整しているのがスゴイ!!と感心しました。
■落下防止の安全対策も万全 安全という視点では、窓からの落下が一番気になるところです。ひとつめは、本体とつなげたロープを窓ガラスに取り付ける「安全ポッド」です。万が一、本体が窓ガラスに貼りついていられなくなった時、本体の落下を防止する命綱のような役割をしています。稼働中はこれを必ずセットしましょう。
そしてふたつめは、バックアップ電源。WINBOTは、電源コードにつないだまま使うのですが、内臓バッテリーが搭載されていて、停電になったりコンセントが抜けてしまった時も、15分間窓に吸いついていられる安全対策がされています。さらに、稼働中に外側のリングの吸引力が弱くなったことが感知されると方向転換して新しいコースを選択するなど、垂直面に貼りつく状態を維持するための対策は、しっかりとられています。
また、運転が正常にできない時や問題が発生した時など、本体のインジケーターが点滅しアラームが鳴ってお知らせします。インジケーターは本体の両面にあるので、窓の外側を掃除している時も部屋側から確認でき安心です。万が一アラームが鳴っても内臓バッテリーがあるので、本体が落ちてしまうことはなく、ちゃんと窓に貼りついているので安心して対処できます。
■3ステップで汚れを取る 窓の汚れを拭き取る仕組みは、まず、前方の「スーパークリーニングパッド」で汚れを浮かし、次に本体のワイパーで湿気や汚れをかき出します。そして、後方の「スーパークリーニングパッド」で拭きあげて仕上げをする、という3ステップ。専用の洗浄液が同梱されていて、前方のパッドに吹きかけて使います。
■対応可能な窓
WINBOTで掃除ができるのは、高さ60cm・幅45cm以上の窓で、厚さ3mm以上のガラス。また、フレームのない鏡やガラスドアでも大丈夫です。しかし、凹凸のあるすりガラス・曇り止め剤を塗布しているガラス・遮光フィルムが貼ってあるガラス・平面でない(曲面)ガラス・四角以外の形状の窓・標高2000m以上の場所、のように使用できないモノもありますので、購入前に該当しないかチェックして下さい。
それでは、窓を拭いてもらう準備をみていきましょう>>