ネットオークションの知名度は高い
そもそも、ネットオークションやネットフリマを知っているのかどうかですが、ネットオークションに関しては、知名度は高いという結果が出ています。サービス自体は10年以上も前から存在しているからでしょう。一方、ネットフリマはまだまだ知られていないサービスです。基本的には年齢が上がるにつれて知名度が落ちていきます。これは、ネットフリマのサービスがスマホを中心としていることも関係していると思われます。スマホを使いこなしている年代の方が、アプリなどを通して知る機会が多いのかもしれません。利用頻度の調査。「サービスを知らない」の割合に注目。生活トレンド研究所の調査より。
ネットオークションを利用する理由
ネットオークションを使う理由としては、欲しいもの安く手に入れることができるから、ということはよく言われています。実際、新品でも定価の半額というのはザラですし、中古になれば定価の90%OFFなんて商品もたくさんあります。そして、個人的におもしろいなと思ったのが、「買った物を運ばなくてよい」という理由です。しかも、この割合が一番多いのが20代。若くて力もあると思われる年代ですが、実は、できる限り楽をしたいと考えている年代でもあったわけです。というか、ある意味面倒臭がり屋なのだと思います。
重い荷物を自宅まで運ぶのが面倒だと一番強く感じているのは、実は20代。
それは、ネットオークションを利用しない理由の中で「面倒だから」の割合が40代に次いで多いことからもわかります。パソコンやスマホを毎日のようにいじっているにも関わらず、オークションの作業が面倒と感じてしまう。しかも、難しそうと答えている割合は、どの年代と比べてもダントツに多いのです。これには、私自身も驚きました。スマホの機能をサクサク使いこなしているはずでは? と思うからです。
そこで思ったのが、面倒だと思わずにスマホを使い慣れているというのは、ゲームや道案内など、スマホの中で完結できる場合に限るのではないかということ。オークションやネットフリマは、スマホの中で完結できるものではありません。実際の商品があって、金銭のやり取りがあるわけです。この時点で、スマホから外に出てしまっているため、面倒だという感覚が生まれるのではないでしょうか。