性格を直したい
優しくされた経験が少ないと、優しくするのは難しい。「性格」は「体験」ともリンクしています
そもそも「性格」とは何でしょう? 心理学的に諸説定義があるようですが、私たちが一般に使っている「性格」とは、感情や意志の特徴を指しますよね。
性格は、先天的に持ち合わせた資質と、後天的(親の思想、兄弟姉妹の関係など)に備わった資質とがあるはずです。自分の身を守って生きていくために必要があって備わったものもあるはずです。ゆえに「私は性格が悪い」と自分を責めるのは、お勧めできません。
また、性格を直すということは、こうあるべきという理想の基準があるということになってしまいます。十人十色なのに、同じベクトルに向かうべきだとしたら、ちょっとおかしいと思いませんか?
そんなわけで、「直す」ではなく「変える」という方向で考えてみたいと思います。
「性格」って変えられるもの?
では、「性格」を変えることはできるのでしょうか?「根本的には変わらない」という人もいますが、私自身とても変わったので、「変えられるものだ」とお伝えしたいと思います。
16種類に分ける性格診断テストがあります。心理学者ユングが提唱したタイプ論を発展させたものではないかと言われています。20代で勤めていた会社で受けたことがありますが、当時、私はENTJ型(生まれながらのリーダー)との診断でしたが、現在では、INFP型(社会貢献が好きな理想主義者)や、ENFP型(好奇心豊かな社交家)と診断されます。かなり大きく変わったことになります。
若いころは亡き母の厳格な資質の影響が強かったようですが、この10数年は個性がのびのび出てきたのかもしれません。
※性格診断テストはあくまでも便宜上、傾向によって分類した性格のタイプです。実際には100人いれば100通りの性格だと、著者は考えます。
※ENTJ型(生まれながらのリーダー)、INFP型(社会貢献が好きな理想主義者)、ENFP型(好奇心豊かな社交家)という解釈は、意訳された表現です。