「スキル」が売れる
オークションで売れる物といえば、衣類とか家具、ゲームなどの形があるものを想像するはず。でも、形のないものも、出品することができるのです。ヤフオク!のカテゴリを見ると、「スキル」がありますよね。ヤフオク!のカテゴリの中に「スキル」がある
ただ、その場所に行くまでの交通費は自己負担になります。逆に、結婚式のビデオ撮影など、出品者がその場に行くときの交通費はどちらが負担するのかは、あらかじめ確認しておいた方がいいでしょう。
1円で落札できるスキルの罠
スキルのカテゴリの中には、1円で落札できるものもあります。でも、商品説明を読んでみると、実際には数千円の費用が書かれています。ようは、1円で落札できるということで注目してもらうのが、目的なわけです。そもそも、これはヤフオク!のガイドライン違反になります。実際の価格と落札金額は同じでなければならないのです。こういった出品者との取引もやめた方がいいと思います。成果の見解の相違
無形のスキルを売るときには、成果が出るかどうかがとても重要なポイントです。たとえば、YouTubeのチャンネルであればつくった後で見ることができるのでいいのですが、ゴルフのレッスンの場合、果たして上達したかどうかの判断が難しいかもしれません。もちろん、コースをまわってみればいいのですが、落札者が思っていたほど上達していない場合もあります。そういった不安があるので、まずは必ず評価を見るようにしましょう。ただし、「非常に良い」の評価ばかりだと思っていても、実際は違う商品での評価かもしれません。スキルでの評価を確認しないといけないので、評価は一通り見る必要があります。もしスキルの評価がないようであれば、取引は考えた方がいいかもしれません。
未着トラブルお見舞い制度の対象外
スキルを買ってお金を支払っても、出品者からスキルの提供がない場合でも、補償を受けることはできません。このカテゴリは、未着トラブルお見舞い制度の対象外なのです。そんなこともあって、出品者の評価の確認は必須。少しでも不安があったら、取引をしない方がいいかもしれません。未着トラブルお見舞い制度についてはこちらの記事で。
ユーザーに朗報!未着トラブルお見舞い制度ができた
無形のサービスは、これから伸びるカテゴリ
これから伸びるカテゴリは何だと思いますか?と聞かれたことがあって、そのときに答えたのが「無形のもの」でした。有形のモノはほぼ出品されてしまっています。かといって出品禁止物が解除されることはないだろうし、むしろ出品禁止物は増えていくのではないかと思います。そんな中で伸びるカテゴリは、もはや無形のモノしかありません。つまり、スキルや知識です。すでに、クラウドソーシングなどで、自分のスキルや知識をネットを介して売ることはできます。でも、基本的には需要が先で、それに合わせて技術を提供するのが、主流となっています。ランサーズやクラウドワークスは、こちらの形ですね。でも、ヤフオク!のスキルカテゴリでは、自分の技術を出品して、それを欲しいと思う人が入札する仕組みです。なので新しいサービスをつくることができてしまうのです。今のところ、スキルとして出品できるものは制限がありますが、少しずつ増えていくと思います。そういう意味でも、今後期待できるカテゴリかなと、個人的には考えています。
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オークションには出品してはいけないモノがある