使い勝手が向上し、装備もグレードアップ
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インテリアもMINIらしさを踏襲するが、先代までのキーを差し込んでエンジンスタートするという手間がなくなり、スターター用のレバー操作でエンジンが始動する。大型スクリーンにナビが表示されるようになったのも朗報だ
ほかにもコントローラーの操作性やトグルスイッチに配されるレバー式になったエンジンスターター、新たに追加されたオプションのヘッドアップディスプレイ、アダプティブクルーズコントロールを含む衝突回避・被害軽減ブレーキの「ドライビング・アシスト」など最新のトレンドをほぼ網羅した装備、オプションもMINIのクオリティアップにひと役買っている。

新型MINIには5ドアモデルもあり、今年中か来年早々には日本にも上陸すると予想されるが、大きくなっただけに後席も収まってしまえば想像よりも広く感じる。急なゲストを迎えても乗降は少し苦労するが、狭い場所に押し込む感じではない
それだけの存在感となると、とかくマニアックなクルマ好きからは、人気者の宿命ともいえる、あえて敬遠されるモデルにもなりがちだが、MINIらしさを残しつつも全方位着実に進化した新型MINIは、多少サイズアップしても見逃せない輸入プレミアムコンパクトに仕上がっている。
新型MINIも新しいボディバリエーションやさまざまな仕様を投入してくるはずで、ライフサイクルを通してヒット作になるのは間違いない。