8月に行われる全国各地の祭りのなかから、おすすめの祭りを独断で2種類・5つ選びました。開催日順に、東北夏祭り(盛岡さんさ踊り、秋田竿燈まつり、山形花笠まつり、仙台七夕まつり)、岐阜県の郡上おどり(徹夜踊り)をご紹介します。

なお、8月に行われる、青森ねぶた祭と阿波おどりは「一度は行きたい日本の祭り五選」 の当該ページにて紹介していますので、あわせてご覧ください。

東北夏祭り(とうほくなつまつり)

東北の各地には、旧暦七夕の時期に真夏の病魔や邪気を払う「ねぶり流し行事」からはじまった行事がたくさんあります。そのなかでも特に大規模な青森ねぶた・秋田竿燈・仙台七夕が、いつしか「東北三大祭り」と呼ばれるようになりました。それに加え、地域伝統の踊りを夏祭りのパレード形式に仕立てた祭りが、盛岡さんさ踊りと山形花笠まつりになりました。

昭和30年代、当時の国鉄が周遊券を使って観光客が複数の祭りを廻れるよう、祭り開催日の変更を要請し、地元はそれに応じました。それ以来、多くの観光客が東北夏祭り観戦ツアーなどで訪れるようになり、一躍全国に知れ渡るようになりました。

東北夏祭りは、宿が非常にとりにくい祭りでもあります。旅行会社の祭り観戦ツアーを利用するのがおすすめです。宿や交通手段を自力で確保して行くならば、「予約困難な祭りの日の宿を予約する裏技」を参考にしてみてください。

では、ここから個々の祭りについて、開始日の早い順に紹介します。

盛岡さんさ踊り(もりおかさんさおどり, 岩手県盛岡市)
8月1日~4日(2014年度) 18時~21時頃
盛岡さんさ踊り

盛岡さんさ踊り

浴衣姿の踊り手が太鼓を抱え、軽快なお囃子を奏でながら激しく踊る祭り。当日は約2万人の踊り手と1万数千個もの太鼓が盛岡の夏の夜を盛り上げます。最終日には、和太鼓同時演奏数がギネス世界記録に認定された「太鼓大パレード」が披露されます。
観光客が飛び入り参加できる「輪踊りコーナー」もあります。衣装の指定はないので、浴衣を着ていなくても大丈夫。

<DATA>
アクセス:JR東北本線・東北新幹線 盛岡駅下車
公式サイト:http://www.sansaodori.jp/
電話:019-624-5880 (盛岡さんさ踊り実行委員会・盛岡商工会議所内)
写真提供:岩手県観光協会

青森ねぶた祭(あおもりねぶたまつり, 青森県青森市)
2日~7日(毎年同日開催)
詳しくは「一度は行きたい日本の祭り五選」の当該ページをご覧ください。

秋田竿燈まつり(あきたかんとうまつり, 秋田県秋田市)
3日~6日(毎年同日開催) 19時~20時30分頃
秋田竿燈まつり

秋田竿燈まつり

大人は「大若」と呼ばれる長さ12m、重さ50kg、提灯46個もの巨大な竿燈を、子供でも「小若」と呼ばれる長さ7m、重さ15kg、提灯24個もの竿燈を、竹竿を握ることなく手のひら・ひたい・肩・腰などに乗せ、バランスを取っていくという妙技を見せます。

有料観覧席や桟敷席もあり、ゆっくり座って見ることができます。もし観覧席が完売の場合や節約したい場合、混み合いますが沿道のすき間からも立ち見できます。

期間中、10時~17時まで、秋田駅西口側アゴラ広場にて竿燈体験コーナーが開設され、小若サイズの竿燈が観光客でも体験できます。また、ねぶり流し館(秋田市民俗芸能伝承館・秋田駅より徒歩15分)にも体験コーナーがあります。ぜひ本番の祭りを見る前に、どれだけ重くて持ちにくいかを体験してみて、彼らの技のすごさをかみしめましょう。

<DATA>
アクセス:JR奥羽本線・秋田新幹線 秋田駅下車
公式サイト:http://www.kantou.gr.jp/
電話:018-866-2112 (秋田市竿燈まつり実行委員会・秋田市観光物産課内)
写真提供:秋田市竿燈まつり実行委員会

次のページでは山形花笠まつりと仙台七夕まつりを紹介します。