夏の夕立。そしてゲリラ豪雨も多い今日この頃。これから台風のシーズンもやってくる。雨の日の外出で何がいやって、「靴が濡れる」「足下がびしょびしょになる」ということ。だから長靴を買えばいいという話ですが、雨の時しか出番のないものはどうしても後回しになってしまう。長靴は大きくて場所を取るし、そして可愛い長靴はお値段も決して安くはない、とつい躊躇してしまい悶々と時を過ごしていました。履き古した靴を雨の日用ってことにして、どうにかやり過ごしていました。

「日本野鳥の会」の長靴です。

「日本野鳥の会」の長靴。(使用後のため若干の汚れはご容赦下さい。)
 

日本野鳥の会の長靴

どうしても長靴が必要になったのは、雨とは別次元で必要に迫られたから。それは「田植え」でした。友人に誘われ、とある酒蔵さんの酒米を植えるイベントに参加することになったのです。

そこでは長靴が必須でした。田んぼでは重いものだと足を取られやすいそうで、田植え専用の長靴か、軽いものがいいらしい。でも田植え専用だとたぶん使うのはそれっきりで、普段使いはできないな、毎年田植え行くか分からないし……などと探していると、あ!と思いついたのが「日本野鳥の会の長靴」でした。

これはバードウォッチング用の長靴ですが、そういえば、とある仕事の撮影でスタイリストさんがおすすめしていて、みんなで試着したことがありました。あれは見た目も良い感じで、ゴム部分が薄くて軽かった。また数年前に北海道でキャンプをしたとき大雨が降って、友人が履いていたことがあった。軽いから旅の持ち運びにも便利だと言っていたような……。とうっすら記憶が蘇り、改めてネットで検索してみると、ありました。確かに軽そうだし、デザインもいい。さらに調べると元々田植え用長靴を作っているメーカーと共同開発して作った、とある。米農家の友人にも念のため聞いて確認したところ、「あれなら軽いし、使えるよ」とのこと。田植えの日も迫っていたので、急いで購入先を探すと、都心のデパートに売っていました。

お店の店員さんには、「どっかフェス行くんですか?これから夏の野外音楽フェスなどで使う人が多くて、今時期売れるんですよねー。」と言われ、「あ、えっとぉ、田植えに……。」「へえ、はは、田植え、いいですね!」と微妙な会話をして、無事購入できました。

折りたたんで袋に入れればコンパクト。

折りたたんで袋に入れればコンパクト。臨時用として持ち運びしやすい。


家に帰って開けてみると、長靴と一緒に専用の収納袋も付いている。普通の長靴より薄手で柔らかいので、折りたたんで仕舞うことができるのです。収納袋は、いわゆる小学校のときに使っていた“上履き袋”くらいの大きさ。これなら持ち運びにもそれほど煩わしさはありません。袋が付いてコンパクトに畳めるなら、旅にも持っていきやすい。

重さも普通の運動靴よりちょっと重いかな?くらいの感じ(袋ごと計ったところ860gでした)。買った動機は田植えだったけど、思った以上に便利な長靴です。

アウトドアにもタウンユースにもでき、機能性にこだわりあり

実際この長靴は野外音楽フェスでの愛用者が急増しているようです。軽くて持ち運びやすいから、とりあえず荷物の中に入れておけば突然の雨にも対応できて、しかも結構靴底はしっかりしている。なので多少の山道でも滑りにくく、浅い水辺などにも入れます。さすが野鳥の会だけあって、自然の中を歩き回ることを徹底して考えて作られているのですね。また軽いので、音楽に合わせて踊ったりしても疲れにくい感じがしました。

ロゴのBは鳥のマーク。

ロゴのBは鳥のマーク。
  

さてこの長靴、野外フェスやアウトドアばかりでなく、普通にタウンユースにもいいです。すっと細身なシルエットなので、ブーツとしてもカッコいい。街で履いていても特に違和感はありません。ワンポイントについているロゴの“B”はもちろんBirdのBで、よーく見ると目とくちばしがあって鳥を表しています。こういうところにもグッときます。

色もいくつかあって私が買ったのはブラウンですが、他にグリーン、カモフラージュ柄、そして明るいグリーンの「メジロ」などもあります。野鳥に見つかりにくいよう、自然をベースにしたカラーなのだと思いますが、たまに限定カラーでブルーやピンクなどが出たこともあったそうです。

このかかとの小さな突起が履きやすさのポイント。

このかかとの小さな突起が脱ぎやすさのポイント。


この靴の細かな機能性にも驚きます。靴のかかとのところには小さな突起が付いていて、そのおかげで靴を脱ぐときは、突起をもう一方のつま先で抑えると、するっと脱げやすいです。スリムなフォルムなので、この突起がないとグイグイ引っ張りながら少しずつ脱がなければなりませんが、これがあるだけでずいぶん違います。

また、履き口のところは紐でキュッとすぼまるようになっていて、靴の中への水の侵入を防ぎます。雨風の強い日や、うっかり水たまりへ落っこちて水しぶきが散っても安心感があります。このキュッとすぼめる留め金は、他に4色のカラーが付属されていて付け替えることもできます。友達同士で同じ長靴を買っていてもこの留め金で区別したり、今日の気分で好きな色を変えるなんてお洒落なこともできます。

そしてゴム製の長靴はどうしても長時間履いていると蒸れてきますが、この長靴はメッシュの裏地が付いていて、普通の長靴よりは蒸れにくい気がします。また、もし暑かったり煩わしかったりするときは、折って長さを半分にすることができます。折りたたんで短くしても見栄えが悪くなく、少し涼しく過ごせます。

履き口はキュッと絞れば安心。留め金カラーも交換できる。

履き口はキュッと絞れば安心。留め金カラーも交換できる。


折りたたむと半分の長さになります。

折りたたむと半分の長さになります。


私は田植えでこの長靴デビューだったので、あまり一般的な例ではありませんが、しかし田植えというややハードな使用で大丈夫ということは、他のシーンでも大抵大丈夫ではないでしょうか。履き心地は快適でした。薄手で軽く、柔らかく足にフィットするので普通の長靴よりも足取りが軽やかだったように思います。泥の中でも比較的歩きやすい(といっても田植え素人のためヨタヨタ歩きは否めませんが)。

一緒に参加した友人達も、気付いたらみんなこの長靴を購入していました。他に田植えに参加していた人の中にも、この長靴だった人が何人かいました。田んぼ作業の後も水でざーっと洗えば汚れは落ちるので、あまり気にしなくていい。天気が悪かったためそのまま普通に履いて帰る人もいました。

オマケ:田植えショット。この長靴の人が何人かいます。

オマケの田植えシーン。植えたのは雄町。この長靴の人が何人かいます。


この長靴の販売収益は、日本野鳥の会の自然保護活動に活用されるそうです。長靴を履くことで、なんとなく鳥のことを意識してみたり、自然について考えるきっかけにもなります。

日本野鳥の会
http://www.wbsj.org
直営店やオンラインショップで購入可能。また卸し先のショップリストもあります。
長靴のお手入れ方法なども載っています。


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