スマートフォン/スマートフォンレビュー

使いやすく進化したフラッグシップ「GALAXY S5」(2ページ目)

サムスンのフラッグシップ「GALAXY S5」には、高い木本性能に加えて、防水対応、指紋認証、高速AFなど、使いやすさをアップする新機能が盛りだくさん。人気フラッグシップモデルの進化のポイントを紹介します。

太田 百合子

執筆者:太田 百合子

携帯電話・スマートフォンガイド

充実の基本スペックにかんたんきれいなカメラ機能搭載

前述のようにディスプレイには、約5.1インチフルHDの有機ELディスプレイを搭載しています。ハイコントラストで色鮮やかなディスプレイは今や「GALAXY S」シリーズの代名詞ですが、本機でもその美しさは健在。なおサイズは、約高さ142×幅73×厚さ8.3mm、重さは約147gと、前モデルの「GALAXY S4」よりも少し大きく、重くなっています。

CPUは2.5GHzのクアッドコアで、2.5GHzというクロック周波数は今夏発売のスマートフォンの中でも最速。内蔵メモリーはRAMが2GB、ROMが32GB。ワンセグはもちろん、フルセグチューナーやおサイフケータイも搭載し、ドコモ版は「VoLTE」、au版は「キャリアアグリゲーション」や「WiMAX 2+」といった最新の通信手段にも対応しています。赤外線通信には非対応ですが、それ以外はまさに全部入りと言ってもいい充実のスペックになっています。

中でも注目は、約1600万画素のカメラ機能。画素数の高いスマホはほかにもいくつかありますが、今回「GALAXY S5」には、より簡単にきれいな写真が撮れる、便利な機能がいろいろ追加されています。その代表格が超高速のオートフォーカス。スマホではボタンを押してからピントを合わせて、実際にシャッターが切れるまでにタイムラグが生じがちですが、「GALAXY S5」では一眼レフカメラでも採用されている、位相差オートフォーカスを採用。ボタンを押してから約0.3秒でシャッターが切れるので、ストレスを感じずに撮影ができます。またディスプレイでリアルタイムに効果を確認しながらのHDR撮影も可能。逆光でも影の部分が黒くつぶれない、失敗のない写真が撮影できます。
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HDRでは明るさの異なる2枚の写真を撮影して合成し、逆光などを補正します。リアルタイムHDRでは撮影時に補正結果を確認しながら撮影ができるというもの。オフ(上)とオン(下)でその差は歴然です。

HDRでは明るさの異なる2枚の写真を撮影して合成し、逆光などを補正します。リアルタイムHDRでは撮影時に補正結果を確認しながら撮影ができるというもの。オフ(上)とオン(下)でその差は歴然です。

 

背景のフォーカスを撮影後に調整できる「選択オートフォーカス」機能も備わっていて、一眼レフカメラのように背景をぼかした、雰囲気のある写真が撮れます。

背景のフォーカスを撮影後に調整できる「選択オートフォーカス」機能も備わっていて、一眼レフカメラのように背景をぼかした、雰囲気のある写真が撮れます。

なお、カメラは4K動画の撮影にも対応していて、4Kテレビに出力して楽しむこともできます。またこのほか、Wi-FiとLTEを同時に使用して、より早くデータをダウンロードできる「ハイブリッドダウンロード」機能なども、新たに搭載されています。

次ページではバッテリーや周辺機器をチェックします。
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