子育て/子育てに役立つ最新心理学

寝る子は育つ、そして冴える(2ページ目)

寝る子は育つ、と昔から言われているように、子供にとって睡眠はとても大切というのは周知の事実。では、寝ることはなぜいいのか? どんな成長をもたらすのか? アメリカの大学が睡眠中の子供の脳の発達に着目。その研究で分かったこととは?

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

お昼寝と夜の就寝時間は「定時予約」するつもりで

私は日々のカウンセリングなどで、子供を最大限に寝かせる工夫を、ママ自らしてあげることを推奨しています。なぜなら、よく寝ると、脳の発達のみならず、子供の機嫌が良い、ママも自分の時間ができる、という双方へのメリットがもたらされるからです。

特に夜の睡眠に影響を及ぼしがちな「お昼寝」は、
  • 早めの
  • 決まった時間に
  • 家などの決まった場所で寝かせる
ことをおすすめしています。やはり睡眠はリズムが肝心。3歳くらいまでは、1日24時間あるうちのお昼寝タイムと夜の睡眠タイムだけは「定時予約」するつもりで、予定は、極力、それ以外の時間に入れるなどの工夫がポイントです。

 

子供が必要としている睡眠時間は一日の約半分!

日本睡眠学会が推奨している年齢別に必要な睡眠時間は次の通り。
  • 3歳までは、12~14時間
  • 未就学児は、11~13時間
  • 小学生は、10~11時間
現代の日本の子供は、諸外国に比べ、著しく睡眠不足であることが分かっています。原因は就寝時間の遅さ。睡眠はリズムであり習慣です。小さい頃のリズムがその子の睡眠習慣になっていきますので、幼少時から早寝を心がけ、脳をすくすくと育ててあげたいですね。

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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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