Androidアプリのプログラミング/Androidアプリプログラミングの入門・基礎知識

Androidエミュレーターを高速化させる(2ページ目)

Androidを開発する際に便利なエミュレーターですが、通常の設定のままでは動作がもっさりしてしまうことが難点です。そこで今回はこのエミュレータを高速化させてみましょう。

執筆者:若竹 雅貴


エミュレータを高速化させる手順

ではさっそくエミュレータを高速化させる作業に入っていきましょう。今回はMacでの手順を紹介いたします。Windowsの方はこちら、Linuxの方はこちらを参考にしてください。

まず最初にAndroid SDK Managerを起動します。その後、以下のものにチェックを入れてインストールします。
  • Intel x86 Atom System Image
  • Intel x86 Emulator Accelerator (HAXM) (こちらはダウンロードのみ行われます)
Android SDK ManagerからIntel x86 Atom System ImageとIntel x86 Emulator Accelerator (HAXM)をダウンロード

Android SDK ManagerからIntel x86 Atom System ImageとIntel x86 Emulator Accelerator (HAXM)をダウンロード

続いて、HAXMのインストールを行います。通常は
/sdkまでのパス/extras/intel/Hardware_Accelerated_Execution_Manager/IntelHAXM.dmg
にHAXMがダウンロードされています。
今回は、Android Studioを利用していますので
/Applications/Android\ Studio.app/sdk/extras/intel/Hardware_Accelerated_Execution_Manager/IntelHAXM.dmg
からHAXMのインストールを開始します。
IntelHAXM.dmgを起動してmpkgからHAXMをインストールする

IntelHAXM.dmgを起動してmpkgからHAXMをインストールする

通常のソフトのインストール同様に、インストールのガイドにしたがってインストールを完了します。インストールが完了したら、AVDManagerを開いてエミュレータの設定を行います。
AVD Managerを起動した様子

AVD Managerを起動した様子

AVD Managerを起動したら、新規にAVDを作成します。設定としては、以下のようになります。
  • Target: Intel x86 Atom System ImageがインストールしてあるAndroid OSを選択します
  • CPU/ABI: Intel Atom (x86)を選択します
それ以外はすべて任意に設定することができます。参考までに、設定を以下に示します。

Intel Atom AVDの設定

Intel Atom AVDの設定

以上でエミュレータの高速化は完了です。設定が終わったら、実際にエミュレータを起動してみましょう。以前よりも動作が軽快になっていることが確認できるかと思います。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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