ノルウェーで働くなら、夏がチャンス
ノルウェーで働きたい人に最もチャンスがあるのは、なんといっても夏場です。夏になるとノルウェーの労働者は3~4週間の長い休暇を取るため、オフィスやホテル、飲食店、小売店舗など、あらゆる業種・業態の会社は、パートタイムを雇用する必要に迫られます。美しいノルウェーの街並み
この間の仕事をホリデージョブやサマージョブと言い、自国の若者だけでは雇用が賄えないため、外国人にも雇用の枠は広がります。当然、雇用主はノルウェー語ができる人を採用したいのですが、ノルウェー語ができなくても対応できる仕事は、英語が堪能な東欧などの国外の若者が担うケースが多くなります。
要求される英語力
ポジションの欠員募集が主なので、そこには多くの外国人も応募します。ノルウェー語ができない同士の競争では、やはり英語が重視されます。多くの観光客を相手にするにはやはり英語が必要となるからです。春に渡航し、夏に備えるのがベスト
仕事を得るためにはどうすべきか?そのためには春先に渡航し、夏を迎える前にある程度ノルウェーの言葉や生活に慣れておくこと、現地で知り合いを増やしておくことがひとつの方法だと思われます。夏にワーキングホリデーをスタートさせるよりも、ずっと仕事が得やすくなるはずです。
ノルウェーで体験できる仕事
現地では様々な仕事の募集がありますが、競争率は非常に高いので、臆せずに次々と履歴書を送りましょう。店舗などへ直接出向くことはごく普通のことです。日本式に待っているだけでは、果報は届きません。以下が比較的求人のある仕事です。・キッチン補助
・ウエーター、ウエイトレス
・ホテル全般
・土産店等の店員
・清掃作業
・医療関連補助
・福祉関連施設での補助
・ガススタンド(並びに石油関連)
・漁業関連
ノルウェーの求人募集サイト
次のようなサイトで、求人広告を確認することができます。英語とノルウェー語ができることを条件にしている場合が多いのが現実です。・ノルウェーの求人情報 NAV
・ノルウェーの求人情報 Finn Jobb(パートタイムの案件も多数掲載)
・Jobzone
日本とは違う働き方を体験したい!
現地には日系企業もありますが、可能であれば雰囲気を感じるためにも、ノルウェーの企業で働いてみることをお勧めします。現地資本の企業は昼の4時頃には仕事が終わり、皆が潔く退社します。そうしたことを肌で感じ、働いている人の話を耳にすることで、北欧の人の観念が理解できるようになるのだと思います。ノルウェーは石油・天然ガスの輸出国で、なかでも石油は世界6位の産油国です。その収益の大部分は政府年金基金として、将来のために運用されています。そうした資源を持つことと、500万人程度の人口が日本にはないゆとりを生み出しているのかもしれません。
ノルウェーの名目GDPは世界23位(日本は3位)ですが、一人当たりの名目GDPとなると世界2位(日本は24位)となります。
*IMFホームページ参照
女性の多いノルウェーの職場
ノルウェー政府は、油田開発以降の好調な経済にあって、働き手として女性を積極的に用いることを決め、雇用の4割は女性という「クオータ制」*を採用するに至りました。そのため、社会で活躍している女性が多いのもノルウェーの特徴です。*「クオータ制」の「クオータ」は quota と綴り、「割当て・分配」の意味です。「クォーター(quarter)」とは異なります)
ビザ申請方法
ノルウェー ワーキングホリデー ビザの申請方法はこちらのサイトをご確認ください。・ノルウェー大使館 ワーキングホリデー
・ノルウェー政府観光局 (関連リンク)
ノルウェーのワーキングホリデーは開始されて間もないため、これから参加される方が、今後のノルウェーのワーキングホリデーを開拓していくことになります。
皆さん次第で、現地の日本人への評価が決まると言っても過言ではありません!