似ているようで異なる、共済と生命保険

「共済って生命保険と何が違うの?」そのような疑問を持っている人も多いかと思います。今回は、ガイド宅に投げ込まれていた都民共済と全労済のダイレクトメール(DM)をじっくり読み、両者の違いを確認してみました。みなさんもぜひ、手元にDMを置きながら読んでみてください。より理解が深まると思います。

※ここでは都民共済と全労済について取り上げますが、共済によって保障内容等は異なります。詳しくは各共済のHP等で確認して下さい。

ポイント1:共済は剰余金が生じるとお金が戻ってくる

割戻金があるのは嬉しい

割戻金があるのは嬉しい

都民共済と全労済のDMには「割戻金」の記載があります。割戻金とは、毎年の決算後に剰余金が生じたら加入者へ戻すお金のことで、共済の特徴の一つと言えます。

例えば都民共済では、平成25年度の割戻率実績が、こども型は払込掛金の22.47%、総合保障型・入院保障型は32.56%となっています。

いつの加入者が受け取れる対象になるかというと、都民共済は「3月31日現在の加入者」を対象に8月掛金振替口座へ振り込み、全労済は「5月末時点で有効契約がある加入者」に戻すとしています。

生命保険では、配当(有配当保険の場合)が似たような存在と言えますが、都民共済のように20~30%も戻ってくることはまずありません。

ポイント2:共済は出資金が必要

出資金が必要なのも、共済の特徴のひとつです。都民共済では「制度のご案内」の欄に、全労済は「ご契約のてびき」に、他の重要な説明とともに書かれています。

新たに組合員となる場合の出資金額は、都民共済が1人200円で、全労済では1000円以上(最低は1口100円で1口以上)をお願いしています。生命保険商品に加入する場合は、出資金は不要です。

ポイント3:共済と生命保険では営業方法が違う

共済は「営利を目的とせず、組合員同士の助け合い(相互扶助)という理念の下に共済事業活動をおこなっている」ので、保険会社や保険代理店の営業担当者(保険募集人)が積極的な営業活動をする生命保険とは、営業方法がいくぶん違います。

共済では、エリアを決めて全戸にDMを投げ込み(業者に委託)したり、新聞に折込広告をしたりして加入者を探しています。DMには商品案内に申込書、更には申込書を送る封筒まで入っているので、このDMだけで申し込み手続きができるようになっています。

生命保険の場合は、一部の保険代理店(クレジットカード会社等)が自社会員向けに発送するくらいで、保険会社が全社的にDMを発送することはまずありません。

保険募集人を使って加入者を探す手法が中心の生保会社と、DM等で種まきをして反響を期待する手法の共済では、能動的か受動的かで全く異なります。どちらが効率的かはわかりませんが、加入する入口部分でも、生命保険と共済に違いが見られます。

共済と生命保険、保障内容に違いはある?>>>