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これを読んでおけば万が一でも安心!客船の避難訓練(2ページ目)

船は万が一事故が起きても助かりやすい乗り物と言われています。とはいえ、それはいざという時の対応を知っていればこそ。客船では陸の旅と違って、クルーズ前に避難訓練を行います。その一連の流れや、その通りに行かない時の方法を知っておけば、安心度が増します。また、世界中の多くの人が楽しんでいる客船で、船長以下クルーたちがいかに安全を重視して訓練をしているかをお知らせします。

藤原 暢子

執筆者:藤原 暢子

クルーズ ガイド

避難訓練ではこんなことをやります!

ライフジャケット

ライフジャケットの正しいつけ方

全員が指定されたところに集まったら、操舵室から、「緊急の場合はこのようなブザー音がなります。その場合は今回と同じように、ライフジャケットを持って今の場所に集合してください。緊急の場合のブザー音はこのような音です」と緊急時を知らせる音が流れます。その後、以下のようにいくつか注意がある場合があります。

  • なるべくあたたかい服を重ね着して、その上からライフジャケットを着ること。
  • 慢性病の薬を飲んでいる人はその薬を持参すること。 
  • いざという時は停電でエレベーターが止まることもあるので階段で移動すること。
  • もし自分の客室から遠い場所にいてライフジャケットを取りに行く時間がなければ、予備を準備しているので直接マスターステーションに集合すること。
子供もライフジャケット

子供は子供用のライフジャケットをもらおう

「マスターステーション」には2人以上のクルーがスタンバイしていて、放送の合間にライフジャケットの正しい着方を実際に教えてくれます。着方が分からなくても、一人ひとり丁寧に教えてくれるので、安心です。ちなみにライフジャケットは浮くだけでなく、助けを呼ぶための笛、海水に浸かると光る懐中電灯などが付いています。実際に着てみることで、そのような機能もわかります。

操舵室からの放送は、日本船であれば日本語、アメリカやイギリスの船であれば基本的に英語、多国籍の人が乗っている船の場合は数か国語(イタリア語、スペイン語、フランス語、英語、その他)で行われます。

緊急時を知らせるブザー音、集合場所、ライフジャケットの着方を一通り確認したら、避難訓練は終わりです。ライフジャケットを客室に戻しに行きましょう。
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