Above the foldとは
Above the fold(アバブ・ザ・フォールド)とは、ファーストビュー(スクロールしないで見る事ができる画面の範囲)のことです。■画面のファーストビュー
ちなみに直訳では、「折り目よりも上(側)」という意味になりますが、この言葉の由来も交えてご説明してまいります。
例えば、新聞記事の中での重要ニュースとその見出しについては、新聞紙を上下で半分に折ったときに、折り目よりも上側に書くことが一般的ではないかと思います。
同様にWebページにおいても、新聞紙面のように、ファーストビューの範囲内にて重要コンテンツを配置できるようページレイアウトを設計することが、SEO、そしてユーザビリティの面で求められています。
※上記は、ページレイアウトアルゴリズムの中に組み込まれています
ページレイアウトアルゴリズムとは
Googleは、ページレイアウトに関わるアルゴリズムを発表しています。内容として、ページ内の構成がどのように配置されているかを診断し、ユーザビリティの観点から、その良し悪しを評価するものです。
例えばファーストビューにおいて、広告スペースがページ上部を多く占領している場合、何について書かれているページなのかがひと目では分かり難く、ページのテーマ・主題が不明瞭に見えてしまう恐れがある為、サイト評価を落とす危険性もあります。
その為、広告を掲載するような場合は、できるだけAbove the foldの範囲を占領する事が無いよう、他の要素を含めた中での優先順位を検討していくことが重要です。
さらに、このAbove the foldの範囲内において、重要なテキストやタグをきちんと書いておくことも、SEO対策上重要となってきます。
※加えて、少し話が逸れますが、検索ロボットはHTMLソースコードを上から読み取っていきますので、今回のテーマとなる視覚的なものだけではなく、ソースコード上においても、h1等の重要タグを含めたコンテンツ領域を、可能な範囲にて、出来るだけ上から記述することも重要です。