地球環境への配慮はもちろん、節約意識などから、日々の暮らしはもちろん、住まいづくりの中で、「省エネルギー」を意識したプランニングや設備機器選びをすることは、あたり前の時代。最近では、「省エネルギー」だけでなく、エネルギーを生み出す「創エネルギー」、エネルギーをためる「蓄エネルギー」も話題になってきています。

ここでは、家づくりやリフォームの際に知っておきたい、住まいの「省エネ」「創エネ」「蓄エネ」に関わる設備や建材の基礎知識をまとめました。

断熱性を高め、節電や節水機能の高い機器を用いて「省エネ」を

LIXIL

断熱性が向上し、暖かさを逃さない窓サッシ。断熱性能と美しいフォルムも両立。[サーモスII-H FIX窓(外押縁タイプ)・単体引違い窓]   LIXIL(トステム)

暮らしの中の「省エネ」といえば、まず、節電や節水などが思い浮かぶのではないでしょうか。住宅設備機器では、節電効果の高いLED照明はもとより、節水型トイレや節水シャワー、保温性能が高い浴槽などが挙げられるでしょう。

■省エネ性能がアップした水まわり機器
LED照明は、各メーカーともに商品バリエーションが豊富になり、取り入れる空間に合わせて、自由に選ぶことができるようになってきています。また、システムバスや洗面化粧台などの照明に取り入れられているケースも多くみられるようになりました。

節水型トイレは、おおよそ大の洗浄水量が6~6.5リットル以下といわれるものですが、4リットル前後の商品もみられるなど、その性能は驚くほど高まってきています。温水洗浄便座も、使用する時だけ便座をあたためる機能や自動的に切れるタイプなど節電性能が向上。着座してから温水をつくるなど、お湯を保温する電気の無駄がないタイプもみられます。

断熱材で覆うことで湯温を低下しにくくした保温浴槽も一般的となり、浴槽のフタにも断熱性能を持たせたタイプもみられます。水栓金具は、必要以上の水の消費を抑えたシングルレバー混合水栓が主流ですが、お湯と水をしっかりと使い分けられるタイプあれば、無駄な給湯器の作動を防ぐことも。また、手元でオンオフできるスイッチのあるものや快適な浴び心地を実現しつつ節水効果のあるシャワーなども身近なものになってきていると言えるでしょう。

■断熱材や断熱窓がポイント
無駄なエネルギーを使用せずに、快適な室内環境を保つためには、断熱材はもとより、断熱窓や断熱扉(ドア)などを用いて家全体を隙間なく包むことが大切です。室内側と室外側のアルミサッシの間に特殊な部材を挟んだり、室内側のサッシを木製や樹脂とするなど各社工夫を施し、断熱性能を高めたタイプが多く提案されています。

また、扉本体内部にウレタンなどの断熱材を充填したり、枠に断熱樹脂や気密材を用いるなどして、冷気や暖気の侵入や流出を抑える工夫を施した断熱扉(ドア)の商品バリエーションも豊富になってきています。

最近では、断熱性能を高めるリフォームも注目されており、短工期で施工しやすいリフォーム向けの商品も充実、内窓や既存の内壁の上から施工できるパネルなどの商品も多くみられるようになりました。

その他、従来のガス給湯器では排気ロスとなっていた潜熱(水蒸気として大気に放出されていた熱)を回収するエコジョーズや使用する電気エネルギーに対して約3倍の熱エネルギーを得ることができるエコキュートなど、給湯器の省エネルギー性能も高まってきています。


次ページでは、「創エネ」と「蓄エネ」についてみていきます。