島田佳奈の恋愛コラム/島田 佳奈の恋愛情報

“羨望シンドローム”になっていませんか?

親しい友人に彼氏ができた。会社の同僚が婚約した──幸せそうにしている周囲の人を羨ましく思うのはよくあること。「なのに私は……」比べて落ち込んでばかりいるのは、精神衛生上あまりいいとはいえません。周囲に惑わされず気持ちよく生きるにはどうすればいいのでしょうか。

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

恋愛ガイド

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人は人、自分は自分。だけど……

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街中で写真を撮っているカップル。私もあんな風にラブラブな彼氏が欲しいなぁ……。

親しい友人から「彼氏ができた」と報告されたら、あなたは「おめでとう!」と祝福することでしょう。
だけど内心「どうして彼女にできて、私に彼氏ができないんだろう」と落ち込んでしまったり、彼氏の写真を見せられて「私の彼氏よりイケメンじゃん。なんで彼女ばっかり……」と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。

これが結婚となると、羨望はさらにエスカレート。
「私のほうが可愛いし家事だってできるのに、彼女のほうが先に結婚するなんて」
もはや羨望を通り越し嫉妬してしまうのは、自分が強く望んでいるにもかかわらず、それが叶わないジレンマと、友人に先を越されてしまった劣等感から。

他人と比較して少しでも自分が劣っていると思うことに、どんな意味があるのでしょう。一点だけを捉えて「劣っている」と解釈することで生まれるのは劣等感だけ。

たとえば「私のほうが幸せになってやる!」と劣等感をバネにするのはネガティブな発想ですが、負のエネルギーを有効に活用できれば悪いことではありません。しかしそこまで昇華させられないのであれば、比べないほうがずっと幸せです。

自分と他人を比べてしまうのは誰でもやってしまうこと。外見の良し悪し、体型の違いなどあらゆる比較をし違いに気づく中で、同時に自分という「個」を認識しているのです。

比較をすることがよくないのではありません。そこから生まれる羨望という感情ばかりがクローズアップされて劣等感を引き出してしまうのが問題なのです。

他人を羨ましがるばかりの「羨望シンドローム」になると、自身の幸福に対する感情が薄れ、ないものねだりの不幸な日々になってしまいます。
どうすれば他人と自分を比べても劣等感を抱かず、幸せな毎日を送れるようになるのでしょうか。
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