必要性が高いものの、決定版はまだ出ていない

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LEITZ「コンプリートマルチチャージャー」9450円(税込) 色は写真のホワイトの他、ブラックもある。

旅行に行く準備をしていて、一番面倒くさいのは、USBが何個口あれば、持って行く機器全てを問題なく充電する事が出来るかを考えて、充電機器を用意する事。もう、面倒くさくなって、USB電源タップを、そのまま持って行くことも少なくありません。ましてや、家の中では、一体、何台の機器が充電を必要としているか、数えるのも大変です。
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付属品は、ACアダプターと短いUSBケーブル3種。

だからこそ、毎日、必ず使うモノに関しては、決まった場所で、常に充電出来る環境を整えておく事は、もはや、生活の中でも優先順位の高い事柄になっています。そういう際に、電源タップ型のUSB充電機器は便利だし、手軽なのですが、ケーブルが上下左右に這い回ってしまうのがネックです。ガイド納富は、それらのケーブルに躓いて、ケーブルを破損させた事もあります。

とりあえず、いくつかの機器は一ヶ所で充電出来ると便利だろうという事で作られたUSB機器の充電台は、既に珍しいものではなくなり、様々な種類のものが発売されていますが、選ぶのが難しいのは、この手の充電台が、機器と云うより家具に近いからでしょう。機能は、どれもあまり変わりません。違うのは全体のデザインと、ケーブルの処理方法、ケーブルが付属しているかどうか、機器をどう置くように設計されているか、といったあたりです。

台としての主張をしないデザインの魅力

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蓋を開けると、中にUSB端子とケーブル捌き用のリールがある。

ライツの「コンプリートマルチチャージャー」が面白いのは、台やトレイではなく、全面パネルを斜めにして、そこにスマートフォンなどを置く仕様になっている事。充電台、特に、綺麗にデザインされているタイプほど、そこに置いてしまうと、それらの機器が見えにくくなるものが多いのですが、この仕様なら、そういう事もありません。充電中のスマートフォンの画面も見やすく、その場で操作する事も難しくありません。

シンプル過ぎるほど、何もないデザインですが、それだけに、充電するために幾つかの機器を置くと、ほとんど台は隠れてしまいます。ルックスは、置かれているもののカッコ良さ次第になって、それは、自分で選んで買って、愛用している機器だから見た目も問題ありません。置いた機器の滑り止めになっているライン状のラバーが唯一のデザインらしいデザインですが、それが、どちらかというと、機器というより、文房具っぽく見えるのが、ファイルシステムで有名なライツ社が作った製品、という感じがします。

基本的な機能をしっかり押さえた使い勝手の良さ

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ケーブルはリールのおかげで長いものを使ってもスッキリ収まる。前方、後方、どちらからもケーブルが出せるのが嬉しい。

機能的には、4つのUSB端子が用意されていて、その内1つが、iPadなどのタブレット用というもの。内部には長いケーブルを使った場合の、ケーブル巻きが用意されていますし、ミニUSBやマイクロUSBの短いケーブルも付属しているので、内部でケーブルがこんがらがる事がない。元々、外寸で、W100×D121mmとコンパクトなので、決して広くはないが、機器4台分のケーブルを上手くさばけるようになっているわけだ。

かなり便利なのは、ケーブルの端、つまり充電用のプラグを、前方と後方、好きな方から出せるようになっている事。スマートフォンは、ほとんどが充電プラグが下に付いているので、前方からケーブルを出せば良いのですが、少し大きな、例えばKindle Paperwhiteのようなタブレットだと、上から出して横向きに置いたKindleに差し込んだ方が収まりが良いのです。また、予備バッテリーなどは充電用の差し込み口が上に付いているものも多いので、やはり、ケーブルを上から出せた方が、充電台の上がスッキリします。
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iPhoneとiPad miniとKindle Paperwhiteを置いて充電中。これがガイド納富の普段使いのパターン。

iPad miniなどの7インチクラスのタブレットなら、背面のスリットに立てて、ディスプレイスタンド的に使いながら充電する、という事も出来ます。前方にスマートフォンなどを置いている場合も、台が斜めになっているので、画面の邪魔になりません。といっても、やはり奥に配置されるので、操作が多い使い方には向きません。画面を表示するなら、時計やスライドショー、ムービー程度が良いようです。

ガイド納富の「こだわりチェック」

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机の横の、資料などを入れているサイドボードの上に設置。こういう、仕事の現場に置くと威力を発揮する。

この「コンプリートマルチチャージャー」は、デスクサイドやベッドサイドなど、普段から、そこにスマートフォンを置いている、という場所に設置するのが、最も使い勝手が良いと思います。台のある場所に充電する機器を置くのではなく、使っている場所に台を置く、という考え方で使うタイプの機器だと思います。そういう意味では、デジタル機器ではなく、やはり文房具に近い製品でしょう。
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この横の照明も、チャージャーからのUSBケーブルで給電している。

構えて使うよりも、机の端とかに気軽に置いて、普段机の上に置いているスマートフォンやタブレットの置き場所として、手を伸ばせば、すぐに使える場所にまとめて置けるもの、といった使い方が似合う製品なのです。ただ、そんな風に気軽に使う価格ではないのが残念ですが、この手の充電台は、従来には無かった製品ですし、似ている製品も少なかったせいか、部品の流用などが出来ず、どうしても高価になるようです。それと、やや大きいACアダプターがどうにかなると、さらに使いやすい製品になると思います。

<関連リンク>
・LEITZ「コンプリートマルチチャージャー」(ホワイト)の購入はスタイルストアから。
・LEITZ「コンプリートマルチチャージャー」(ブラック)の購入はスタイルストアから。
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