北欧テイストが流行る背景

今、書店のインテリアコーナーに行くと「北欧デザイン」「北欧インテリア」「北欧雑貨」といったタイトルの本がたくさん並んでいます。そしてこの春、東京初となる「IKEA立川」がオープンすることも話題です。また、家具だけでなくスウェーデンの陶芸家・リサラーソン、フィンランドのファブリックブランドのマリメッコ、そして同じくフィンランドのムーミン関連のキャラクターも人気があります。フィンランドを舞台にした日本映画「かもめ食堂」もヒットしました。
ほくおうこもの

リサラーソン(スウェーデン)の猫キーホルダー、マリメッコ(フィンランド)のレターセット、ムーミン(フィンランド)に出てくるミイ。渋谷の小さな雑貨店にはこうした北欧系の雑貨がたくさん。ディズニー系やキティちゃんはありませんでした。おじさんが買うには恥ずかしかったので「プレゼント用に」と言ってラッピングしてもらいました(スイマセン…)
 

かもめしょくどう

映画「かもめ食堂」の一場面をパチリ。アルヴァ・アアルトの家具で構成された店内(左)とマリメッコの洋服を選ぶ、もたいまさこさん。政府観光局の撮影協力と引き換えに、「マリメッコ」「イッタラ」など、フィンランド企業の商品が登場します

今、インテリアそして雑貨やファブリック、食べ物やライフスタイルまで、ものすごい北欧ブームのようです。アメリカのイームズの椅子のリプロダクト品が北欧チェアとして紹介されていたり、「北欧テイスト」で検索すると、なんと「北欧風こたつ」なるものも発見! これは楕円の天板に花柄のこたつ布団がかけられているものでした(たしかに北欧は寒いので逆に輸出すればヒットするかもしれませんが……)。そうした、誤解を解くためにも、まずは、北欧のモダンデザインの源流から振り返ってみたいと思います。

次のページでは、北欧家具(椅子)について、デンマークの家具デザイナーを中心に基本的なお話をします。