旅行用なのに普段使いも出来る機能的なボストンバッグ

trunk07

トライオン「TRUNK 05」4万2000円(税込)

同じ、「TRUNK」シリーズの、「TRUNK05」というボストンバッグが、また、その大きさが魅力です。馬革の縦型のボストンバッグという、それだけでも珍しいのですが、中に、取り外しが可能なドキュメントケースが入っています。このドキュメントケースが、そのまま、内部を二分割する仕切りにもなっていて、まるで、ブリーフケースの様な使い方が出来るのです。さらに、付属のショルダーストラップで、ショルダーバッグとしても使えます。そういう意味では、従来の「ボストンバッグ」からは離れた製品ですが、その角の丸いデザインや、底から上部にかけてすぼまっていくシルエットは、ボストンバッグというか、旅行用の鞄のムードを引き立てます。
trunk08

TRUNK05の背面。ファスナーポケットはA4サイズの雑誌が入る。

ボストンバッグというと、一つの大きなメインコンパートメントに、何でも放り込んで使うというイメージです。もちろん、この「TRUNK05」も、そういう使い方が出来るように作られています。着脱式のドキュメントケースを外すと、メインコンパートメントは完全に、一つの広いパーツになっています。しかし、ここに仕切りとなるドキュメントケースを装着する事で、内部は二つのコンパートメントとファスナーポケットの三つに分けられます。これだけで、何でも放り込む鞄から、適当に放り込んでも、内部のものが出し入れしやすい鞄に変わります。
trunk09

仕切りのドキュメントケースを付けていても、ティッシュボックスもギターエフェクターもスッポリ入るマチ幅の広さ。

旅といっても、細々と小物を持ち出すガイド納富にとって、キャリーバッグのような、大きな一つのコンパートメントに何でも入れて、という使い方はちょっと苦手なのです。また、楽になるといっても、ゴロゴロとキャスターを転がして歩くのも、あまり趣味ではありません。それならば、荷物自体を減らそうと考える方です。幸い、iPad miniのおかげで、本は緊急用に1冊文庫本があれば良いし、ノートとペンも一つずつでOK。それにデジカメと名刺入れ、ポケットwifiに予備バッテリーが、さっと取り出せる場所に入れられて、後の荷物は、着替え関係と、その他の二つに分かれていれば十分。そういう使い方に、この「TRUNK05」が丁度良いのです。

デジタル時代の旅をサポートする機能の数々

trunk10

前面下部のファスナーポケットは、iPad miniが入る。しかもクッション付き。

前面の二つのファスナーポケットは、上下、どちらにもiPad miniが入ります。そこに筆記具も入れておいて、上のポケットにはノートや予備バッテリー、ポケットwifi。背面のファスナーポケットも、A4の雑誌が楽に入る大きさなので、かなり沢山の手回り品が入れられます。旅ならガイドブックも。左右のマチにあるポケットには、コンパクトデジカメや水筒を入れます。で、書類関係を中仕切りのドキュメントケースに入れて、その片側に着替え関係やシェーバー、メガネなど、もう片方に充電器関係や小型の鞄などなど。有り難いのが、この鞄、全てのポケットにはクッションが入っていて、デジタル機器やカメラを、どこにでも安心して入れられる事。この、考えずに好きな所に好きなように入れられる、というのは、多機能である事以上に助かる機能なのです。
trunk11

前面上部のファスナーポケットは横にすれば、A4サイズの雑誌を入れられる大きさ。

鞄としても、前述の「TRUNK01R」同様、軽くて丈夫な馬革を使っているおかげで、サイズの割りにとても軽いのです。サイズは、W400mm×H360mm×D100mm、1550g。中仕切りのドキュメントケースを外すと、さらにグッと軽くなります。そして、ボストンバッグというだけあって、全体に丸っこいデザインは、本当に、持って歩きやすいのです。ショルダーストラップを付けて、肩からさげても、何だか、丸っこいものを抱えている感じになって、ゴツゴツしないので、歩きやすいし、乗物などへの乗降時にも邪魔になりません。
trunk12

中仕切りとして使える、着脱可能の革製ドキュメントケース。このケースだけでもクラッチバッグ的に使える。

上部のファスナーを開けると、メインコンパートメントがガバッと開くのも、そのファスナーの開閉がとてもスムーズなのも、旅先での動きを見越したような便利さ。個人的には、もう少しだけ広くても面白かったかも、とは思うものの、ほぼ内寸で10cmあるマチの大きさは、容量上のメリットは勿論、足下に置いた時の、コロンとしたシルエットが、旅の相棒然とした風情で堪りません。

ガイド納富の「こだわりチェック」

trunk13

どちらも、マチ幅が広く堂々とした佇まいが頼もしい。

今回、紹介した二つのバッグは、日常的に使うモノではありません(もちろん、使っても良いのですが)。ただ、持っていれば、結構出番が多い鞄ではあると思うのです。例えば、お菓子のような紙箱に入った嵩張るものを沢山持っていかなければならない時や、ファイルフォルダを沢山運ぶとか。そういう用途には、「TRUNK01R」が活躍します。二泊程度の旅行なら、大仰にキャリーバッグを持ち出すより、「TRUNK05」のような、大きめのボストンバッグは、機動力もあって、とても重宝します。
trunk14

ショルダーストラップは、金具ではなく擬宝珠とベルトで装着するのがTRUNKシリーズの共通仕様。重い荷物をしっかりと支えて、ガチャガチャしないので歩きやすい。

意外に、日常の中の小さな旅のようなもの、という機会は多くて、そういう時に、キャリーバッグとビジネスブリーフと街歩き用のショルダーバッグだけでは、どうしようもなくなります。または、複数の鞄を組み合わせて、かえって荷物が増えたりすることもあります。この「TRUNK」シリーズが良いのは、そういう場合に、広いメインコンパートメントと、細かく区分けされた外部ポケットの二段構えで、まるで、複数の鞄を持ち歩いているのと同じ使い勝手を、一つの鞄で賄えることです。だから、小旅行から、ちょっと荷物が多い休日、サンプルや書類を沢山持ち歩く仕事まで、幅広く対応出来ます。
trunk15

この馬革の柔らかい感触や、幅が広いのに開閉が楽なファスナーもTRUNKシリーズ共通の特長。

一番の問題は、トランク的なブリーフケース「TRUNK01R」と、ビジネスにも応用出来るボストンバッグ「TRUNK05」の、どちらを買えばいいのか、ということでしょう。どちらも、とても良いバッグなのですが、流石に両方だと保管場所も大変です。用途も、ややビジネス寄りの「TRUNK01R」と、やや旅寄りの「TRUNK05」という傾向はあるモノの、同じように使う事が出来ます。とても悩ましい問題です。

<関連リンク>
トライオンの「TRUNK01R」の購入は、こちらから

トライオンの「TRUNK05」の購入は、こちらから

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。